鴨山林道 / Kamoyama 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.05.01 / No.AI-001 
 [ 所在地 ]東栄町 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 中盤の廃れた区間の先になぜか真新しい延長開設区間の存在している林道

田市から東栄町とを結ぶ県80号線を、茶臼山高原道路からR151線方向(画像手前)へと進み、国道へと接続する手前の「川合」地区にて発見した鴨山林道の起点です。未だ見ぬ林道を求めて愛知県内の県道を移動中、偶然にも入口に立つひし形を目にしたわけで、せっかくなので立ち寄ってみることにした次第です。当日の探索予定外の林道ではありましたが、次はここにいつやって来られるか分かりません。そしてチャンスを得たらすかさず突入しておくことこそが、林道探索において悔いを残さないための鉄則なのでね。
点に立つヤレてくたびれたのひし形をしばし眺めてから、さっそくそのダートへと飛び込みすが、まずは県道沿いの植林の森の奥へと軽く下るコースで鴨山林道は開始。小砂利質のフラットな路面状態が小気味よく、なかなか悪くない雰囲気です。
線直後の下り坂を降りきると、前方に広がるの森を目指すストレートとなりますが、その途中に「鴨山川」のささやかな流れを跨ぐ小さな橋があります。しかしこの林道は鴨山川ではなくて、その支流である「鴨川沿いに山林内へと分け入っていくんですね。なのに林道名は「鴨川」林道ではなくて、「鴨山林道。よく考えれば紛らわしくなっています。
山川の橋を跨ぐストレートを突き進むと、やがて左手に林道名由来となっている鴨川の流れが近づいてきました。それは川というよりも沢と言った方が相応しかったですが、どうもこの林道は山中の斜面を進むよりも、そんな渓流伝いのコースがメインであるみたい。
に鴨川の渓流を眺めつつのコースが続きますが、渓流区間に入った辺りから、路面にごつごつ感が現れ始めてきます。沢沿いに遡る山中の林道ではよくあることなので、別に荒れているとも思いませんでしたが、まあ、車両の通行はかなり希薄な状態であるとみた!
してダートが軽く洗掘されてガタガタな区間もありました。雨水の激しく流れた痕跡が路面にはっきりと見てとれましたが、まあ、今のところとくに問題はないな。それよりもこんな所に廃軽トラ投棄の悪行が! おのれ・・・、わざわざ捨てに来たとしか思えん!
の後、しばらく進んだ地点で再びコンクリ橋ですが、跨いでいるのは左手の斜面から鴨川に注ぐ名もなき小さな沢でした。でもここで気になったのは橋そのもの。ご覧の通り土が厚く堆積して、溜まりに溜まった泥は欄干を乗り越えんばかりの大量さ! 雑草とコケが蔓延るコンクリ橋は周囲の緑とほとんど同化していたんですね。欄干部分によって辛うじてここが橋であることが分かるような状況でした。
→沢を見下ろす!
名の沢を跨いでさらにWRを進ませると、伐採斜面に新たにスギの苗木がびっしりと植え付けられた植林地帯に差しかかります。これが現れたということで、ここは林業のための生きた林道であることが確認できますが、それでも路面はなんだか造林作業道っぽくなってきましたよ。進むに従ってダートが低規格化するという展開から察するに、どうも鴨山林道は植林地帯の奥まで延びるピストンのような気がしてきます。
→斜面を眺める!
林地帯に差しかかりると、それまで以下に低規格化してしまう鴨山林道のダート。そんな作業道っぽい路面には落石も頻繁に発生するらしく、斜面から転がり落ちてきた大小の岩石がバラバラと散乱していました。オフバイク的に楽しい状況です。
木まみれであった伐採跡地の斜面伝いに進んでいきますが、やがて開けた広場のような地点に到達。今は何もない広場のようですが、おそらく以前は伐採された木材の搬出場、すなわち土場であった場所だと思われます。そしてここが鴨山林道の末端であるのかと思ってしまいましたが、途切れることなくその先へと続いていましたよ。
場跡を過ぎると、これまで以上に登坂する傾斜角度がキツくなりますが、ここにも鴨川支流の沢を跨ぐコンクリ橋がありました。鴨川の源流域へと山中深く進んできただけあって、橋上から見下ろした沢の流れがかなりの清冽さであったのもうなずけます。
→沢を眺める(上流・右手)!
→沢を眺める(下流・左手)!
カ所目の橋を跨ぎたその先の急勾配を登っていくと、そこに発生していた崖崩れ。最近のもとみえ、堆積した落石はどれも真新しい状態でした。致命的な崖崩れではなかったものの、元々が車両の通行が希薄な鴨川林道なので、以降の区間の通行量は限りなくゼロに近づいたみたい。そんな雰囲気が感じられました。
ートは鴨川の源流域のか細い流れに沿ってなおも続きますが、葉っぱや小枝が 堆積した路面は半ば腐葉土化してフカフカ・・・。ほとんど車両の通行が途絶えていることを物語っていたんですね。やはりここはピストンなのでしょうか?
んなことを思いつつ、路面のワダチが完全に慣らされてしまったダートをたどって前進を続けます。しかし、この状況をどのように受け取ればよいのか分かりません。ピストンならば先細りで荒れていくのみですが、決定的な荒廃は見られないんですね。ならばどこかへと完抜けできるのかと思ってみますが、それにしては車両の通行の途絶えた状況が気になって仕方なかったです。そんな感じで誘い込まれるようにズルズルと進むしかなかったなぁ。
ギの細かな葉っぱと小枝が厚く堆積、ほとんど地面の隠された柔らか状態の作業道じみた林間ダートが続きます。鴨川林道、それと気がつかない間に作業道へと接続していたのでしょうか? まさにそんな雰囲気であり、そろそろ末端は近そうだなと思っていると・・・。
→さらに鴨山林道を進む!
→探索中止!
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