探索日 2006.09.15
No.AK-002

大摩当線 ■鷹ノ巣町・田代町 ■全線ダート ■分岐→大悪木沢線・木越線
■国道285号線鷹巣町四渡付近から田代町早口を結ぶ

 ゆるやかなアップダウンで峠越えを繰り返す中距離お手軽林道  

 ↓あえて荒れ場を指摘するとすれば、このように少々藪がせり出している区間
  がある程度です。ハードタイプの林道は苦手な方でも気軽に楽しめます。


……こんな感じ……
■国道285号線と国道7号線をショートカットするような形の全線ダート林道。 整備もしっかりなされているのか、細かな砂利質ダートは基本的には荒れも無くて走りやすい。全体的なコースとしては峠を挟んで集落を結ぶような形で進んでいくため、さほど山深い場所は通らない。ただし、激坂やガレ場はないものの、峠が多いだけに細かなブラインドカーブが連続するようだ。よってダート路面自体は走りやすいが、対向車への警戒だけは少々気を遣うかも。また、沿道からの眺望はほとんど皆無だが、連続する3ヶ所の峠のピークをを一つ 、二つ…と数えつつ走るのが楽しかったりもする。途中に分岐は多いが、ほぼ道なりに進んでいけばさほど迷う心配もないだろう。

■国道285号線側の入口です。入口には杭タイプの林道標と「秋田県立農業農林高等学校 吉ヶ沢演習林入口」の看板がありますので、この看板を目印にすると良いでしょう。その他にはこれといった目印となるような物は無いので、うっかりしていると、あっという間に通り過ぎてしまうので注意してください。
■入線直後に始まる緩い勾配を登っていくと路面はすぐダートに変わります。細かな砂利が敷き詰められたダートですが、これが非常に固く踏み固められているため、「え? ここって舗装路なの?」と思ってしまうかも知れませんが、よく眺めてみると、やはり未舗装のダート路面になっています。ただし、入線直後の区間については、雰囲気的にはいつ舗装されてもおかしくないような感じもしたので、今後の予断は許されない、といったところでしょうか。
■入線直後の勾配を登って進むと、細かくカーブを繰り返しつつダートが延びています。周囲を杉林に囲まれた人気のない山中を行きますが、沿道は意外と開けた感じで鬱蒼とした雰囲気はほとんど感じられません。で、ダート沿いに進むと現れる最初の分岐がこの地点です。本道から下り坂で進行方向左手に切り返す形でダートが分岐しており、これは最終的には国道105号線方面に抜けているようです。でも林道標はありません。
■大摩当線のコースを地図で眺めると、うねうねと細かくカーブを繰り返しながら進んでいるのが目に付きます。地図を眺めている限りでは山の尾根や谷筋伝いに進んでいるのかとも思いますが、実際は特に尾根伝いや谷筋に沿って走ることもなく、全くの山中を等高線なぞるように走っているような感じになっています。したがって、眺望はほとんどありません。そんなカーブの途中にもダート分岐がありました。
→分岐先の様子をうかがう
■大摩当線の特徴は途中3カ所の峠を挟み、 アップダウンで麓→山中→麓→山中といったコースを繰り返すことでしょう。また山中を通るといってもさほど山深い地点は通らないので、ハードな林道は苦手という方でも安心して楽しむことができると思います。途中にはこのように山間に開かれた水田などもあり、その道筋は雰囲気的にもいたって明るい感じです。
■水田脇を抜けて進むと登り勾配区間が連続するようになりました。ダート路面はやはり固く踏みしめられた砂利質で走りやすいのですが、それでもカーブ区間では少々浮き砂利っぽくもなっているので、路肩へのコースアウトには注意しておきたいところです。激坂区間があるわけではないので、まあ、普通に走行していれば特に問題はないでしょう。
■某地図には「途中に3ヶ所の峠越えあり」と注記されていますが、 ここはそんな峠の一つ目です。峠地点には特に標識があるわけでもなく、また峠からの見晴らしが良いといったこともありません。ここは単に山中で登り坂が下り坂に転じているだけです。でも、ダラダラと続く大摩当線のコースでは良いアクセントにはなっています。
■峠を越えると、 やはり下り坂でのカーブが続きます。探索時には1台の車とも出会いませんでしたが、かといって全くの通行が無いわけでもないので、そういった意味でカーブではそれなりに対向車の出現に気を遣います。交通量も少なく、路面の荒れもほとんど無いのでハイペースで進めそうな感じもしますが、細かなブラインドカーブが連続するため、時間に追われて走っているとここは苛つくかもしれません。写真のカーブ右手には分岐ダートが見えていますが、ここは幅員も狭く、何となく荒れていそうな感じです。
■一つ目の峠を完全に下りきった地点に広がっている水田です。見た感じでは農道の雰囲気ですが、二つ目の峠を目指して前方の森の中へとダートは続きます。ちなみに、この地点からでは路面に高低差があって見えませんが、100メートルほど先にダート同士の十字路があります。本道はそのまま直進方面です。それと、ここには路肩の左側に杭状の白い林道標が立っています。
→念のため十字路を確認する!
■水田の十字路を直進して再び山中へとダートは続きます。路面はやはり細かな小石が踏み固められた砂利質ダートになっています。区間的には路肩を藪に囲まれる場所もありますが、それでも幅員も広いので、左右からの圧迫感はほとんどありません。そしてまた、ここから登り勾配が再びダラダラと続きます。
■さほど標高の高くなさそうな二つ目の峠を越えて少し下ると今度は左手に分岐です。右カーブ下り坂の途中で見通しの悪い地点ですが、ここには林道標もあって大悪木沢線と記されています。大摩当線で林道標のある初めてのダート分岐で、大悪木沢線方面を左折して進むと、こちらも県道102号線に抜けています。
→大悪木沢線の分岐を眺める
■大悪木沢線の分岐を過ぎてさらに下ると、切り返す形の右分岐がありました。もちろんダートですが、ここはちょっと荒れていそうな雰囲気でした。手持ちの地図を眺めるまでもなく、さすがにこんな分岐までは県別地図にも掲載されているはずもなく、その行く手の様子が気にはなりますが、ここは先へと進みます。
■緩い下り坂ストレートの途中でまた左手にダート分岐です。本道沿いには無数のダート分岐がありますが、左折分岐に関してはそのいずれも県道102号線方面へ向かっており、雰囲気的には県道との連絡道として抜けられそうな感じです。確認していないので確証はないですが。
→さらに大摩当線を進む!
→もう飽きた…