滝の沢林道 / Takinosawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
滝の沢林道 [1] [2] [3]
が立ち塞がる壁のように密生した地点をWRごと身体で掻き分けて進むと、予想通り、その先で藪の繁茂は引き波のようにすぅーっと引けて穏やかに沈静化しました。それでもダートはえらく草深いことには変わりないですが、だいぶ走りやすい状況になり、これなら十分その先へと前進できる状態です。
盤むき出しの斜面から剥離した平べったい石片のような岩屑や岩石がドカドカと散らばっていた崖崩れ地点。中には一抱え以上の物も散乱していましたが、散らばる岩石を覆うように夏草が茂っています。山奥の荒れた林道で人知れず発生した崖崩れは復旧されることなく放置で崩れっ放し状態なんですね。散乱する岩石に乗り上げないようにそおっと通過します。
のまま放置が続く崖崩れ地点を過ぎるとダートは緑の厚い絨毯状態に! 路面を一面に覆い尽くす雑草は膝の高さほどで、その下に隠された路面はフカフカな腐葉土のような土質でした。オフバイクで進むにはさほど問題のない状況ですが、雑草を踏みつける柔らかい感触と、どこを眺めても一面の緑一色で鬱蒼感がハンパないな!
ばらく藪の回廊状態が続きます。「ここは本当に道なのか?」と身構えてしまいますが、路面を埋め尽くす雑草の背丈はそれ以上高くなることもなく、思いのほか楽に進むことができました。ただし、それにはダートの放つ異様な雰囲気に負けない精神力が必要ですなぁ。
→ 空を見上げる!
して思い出したかのように行く手に立ち塞がる藪の壁。隙間なく人の背丈以上に繁茂してその先が見えてませんが、ワサワサとWRごと全身で掻き分けながら進みます。滝の沢林道の藪まみれに荒れたこの区間ですが、基本的にはこの繰り返しなので、「そのうち出口まで抜けられる!」とにらみ、誘い込まれるように前進を続けてしまいます。
「!!」しかし、それはちと甘かった模様。藪を掻き分けて進んでいくと、やがて行く手に大規模な路肩崩落地点が出現! 手前からだと生い茂る藪でほとんど見えていませんが、WRの前方すぐの地点で谷底に向けて路肩がごっそりとヤラれています。オフバイクならば通り抜けられるだけのスペースが辛うじて残されていましたが、嫌らしいことに、その僅かな走行スペースにも藪が密生して前進を拒んでいる状態。さすがに勢いに任せて進むわけにはいかず、まずは定石に従って現場を偵察しておくことが肝要でしょう。藪により僅な走行スペースの途中で身動きが取れなくなったらそれこそ悪夢だし・・・。
→ 現場を眺める!
→ 偵察する!
察結果を受けて、藪に隠された崩落現場の崖っぷちを踏み外さぬように慎重に進んでやり過ごし、その先に立ち塞がっていた藪の繁茂区間を前進中。しかし、我ながらよーやるわ。これが近所の林道だったら間違いなく撤退ですが、遠路はるばる秋田県までやって来たからにはそうもいかないんだよなぁ。なお、世の中には藪漕ぎ好きな変態さんもおられますが、当方の場合はそうではありません。あはは、これはもう「仕方なく」なんですね。
して藪の猛烈な繁茂は少し収まって、しばらくの間は沈静化するというパターンの繰り返しですが、距離的には入口まで引き返すよりも、そのまま終点に向かった方がすでに近い地点まで来ています。なのでもう少し頑張れば林道出口にたどり着けそうだな。
らに藪に埋没した崖崩れ地点。すでに「道」としての形を失っているところに追い討ちの崖崩れです。ここはもう道だかなんだか分からない状況でした。そのつど偵察しながらじわじわと進攻していきますが、それにしてもやたらと時間を喰って仕方ありません。
→ 偵察する!
えぇ〜、擦れる藪の感触が気持ち悪いなぁ。それにしても本当に滝の沢林道は完抜けできるのでしょうか? バキバキと屈強な草葉を全身で掻き分けて進みますが、時として行く手が全く見えない盲目状態に・・・。ドキドキと不安が入り混ざった素敵な状況が連続しますが、もちろん引き返す気はさらさらないです。でもこのような状況がいつまで続く?
してその先に現れたちょっと一息つける区間。ここでは鬱陶しい藪の壁もなくて、ちゃんと地面が見えています。でもよく眺めててみると、この場所も崖崩れ跡であることが判明。右手の崖から崩れたこぶし大の岩石や礫がびっしりと堆積し、路面が不自然に盛り上がりを見せていました。藪や雑草は大したことないぶんガレた状況かな。
こでは振り返ると状況がよくわかります。大量の岩屑が散らばっていますが、崖崩れは藪ごと路面を埋め尽くしたらしく、藪はまだあまり茂っていない状態。WRの背後はびっしりとした藪で緑一色なのに、ここだけ藪の茂り方が大人しかったです。
乱する岩石を踏みつけないようにして崖崩れ跡を通過しますが、崖崩れ地点を過ぎると再び藪が猛威を振るい始めます。行く手に待ち構える緑の回廊状態にWR共ども「またかよ〜」と思ってしまいますが、もろん撤退という選択肢はないですよ。
→ うは!?
「!!」そしてまたしても行く手に現れた猛烈に繁茂しまくる藪の壁。完全な行き止まりにしか見えませんでしたが、しかし、滝の沢林道は完抜け林道です。まだその先に道筋は続いているはずですが、ここは一体どの部分を掻き分けて進めば良いものやら・・・。
の壁に阻まれてピンチ状態でしたが、よく眺めてみると、左部分に僅かな通り抜けスペースを発見! そこだけ藪の勢いが弱まって藪の壁にできた隙間になっていたんですね。とは言っても酷く草ボーボーなことに変わりなく、藪の壁を抜けた先の状況も気になるので、いきなり飛び込むことはせずにまずは偵察しておきました。
→ 偵察する!
→ さらに滝の沢林道を進む!
→ 探索中止!
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