探索日 2010.08.13
No.AO-039

砂子沢線 ■平川市 ■全線ダート ■接続→青荷沢線 分岐→萢ノ沢線
■青荷沢線から分岐してR102、454号線とを結ぶ

 ダラダラとした感じでひたすら延びる国道へのエスケープルート  

 ↓基本的には急坂や急カーブは存在せず、なだらかなコースが続いて走りやす
 いです。延長距離的には十分ですが、刺激的な意味ではちと物足りないかも。


……こんな感じ……
■黒石市と平川市に跨る広大な山深い山中に延びる青荷沢線から分岐、 R101、454号線へと接続する全線ダート。この付近のメインとなる林道は分岐元の青荷沢線および櫛ヶ峯線だが、それらを周回するコースの途中から国道へとエスケープする林道だと思えばコース的には分かりやすいだろう。鬱蒼とした森林地帯に延びるダートはフラットな砂利質で、その山深さの割にはよく整備されていて付近の林道群の中でも走りやすい部類といえる。ただし、10キロを超える延長距離を持ちながらも道すがらの景観的なものは望めず、ひたすらに濃い緑の中を進むことになる。青荷沢線、櫛ヶ峯線周回ルートの緊急離脱用としての抜け道的な存在意義は高いかも。

■青荷沢線〜櫛ヶ峯線ルートで山中を大きく回り込む途中、 R102、454(十和田道、西十和田いで湯ライン)へとショートカットしているのが青荷沢線から分岐するこの砂子沢線(右手)です。入口は大きくはっきりしているので現地に立てばすぐに分かりますが、ここには「砂子沢林道」と記された林道標ではなく、「戸草(北)林道」と記されたものが存在していましたが、「戸草(北)」の文字が白く塗りつぶされていました。わざわざ「(北)」と記されていたところをみると、おそらく現在の砂子沢線が国道まで完抜けする以前の名称であると思われます。このようなわけで、周辺の林道網の位置関係を把握していないと「?」と思ってしまう入口でもありました。
→林道標を眺める!
■林道標が更新されていないためしばし考え込んでしまいましたが、 やはりここは砂子沢線であると確信してそのダートを前進します。砂子沢線はコース的には山頂から山裾へと下る形となっているため、入線してしばらくはこのように上空が開けた明るい雰囲気となっているようでした。
< ■雰囲気的にも明るく、なかなか良い出だしとなった砂子沢線の砂利ダートを前進します。砂子沢線の分岐元である青荷沢線が接続する櫛ヶ峯線は部分的に酷くガレているため、櫛ヶ峯線の代替林道としての役割もあるのか、路面状態は走りやすく安定した感じとなってました。
■周囲は明るく開けた感じですが、それは上空に限ってのこと。砂利ダートが延びるその両脇には迫るようなびっしりとした厚い藪の壁が! 一歩道から外れたら速攻で遭難してしまいそうな感じであり、藪の中で山オヤジがこちらを狙って息を潜めていたとしても、これじゃあ、襲われる直前まで全く気が付かない雰囲気です。見かけ以上に濃ゆいですよ、ここは!
■人の背丈以上もあるクマザサの壁が連なる寒帯性ジャングルの中にダートは真っ直ぐに延びています。先ほど「一歩道から外れたら…」と述べましたが、実際にはこの藪の中に漕ぎ分けてはいることは無理なんですね。びっしりとしてそんな隙間はありません。とは言ってもこちらはダートをたどって進むだけなので、どんなに藪が濃くても関係ないですけど。あはは。
■そういえば、この砂子沢線には「萢ノ沢線」という名のある支線があって、場所的にはもうとっくに進行方向左手にその入口が現れてもよいはずなのですが、そんな支線分岐らしき箇所は無かったような気が…。うかつにも見逃したのでしょうか? それともすでに死んで(廃道化)して藪に埋没してしまったとか? ただし、萢ノ沢線の存在(もしくは存在していた)は確実なので、もしも砂子沢線を探索する機会があって、かつ支線探索に興味もある奇特な方は注意してみて下さい。無理強いはしませんけどね。
■その後、なんと言ったらよいのか適切な表現が思い浮かばない異様な感じの崖崩れ区間が現れました。おそらく過去に一度は崖崩れが発生していると思われますが、垂直に近い斜面には青みがかったコケが生えており、ここ最近は小康状態を保っている模様。雨天直後は危うい感じです。
■やはりこの砂子沢線には定期的な手入れがなされているようで、下り坂の途中には雨水対策としてブンサンベルトが設置されていました。路面の流水を止水して砂利を流出させない効果があって、溝がないため溜まった土砂は容易に取り除けるという特徴を持つ、各地の林道でよく見かける黒いゴム状のベルトです。ちなみにこのブンサンベルトの弱点は、ベルト上でタイヤの走行角度が変わると破損する場合があり、ゆえにカーブ地点の設置には不向きなこと。なので見かけても斜めに乗り越えないようにしましょう。
■沿道はびっしりとした藪に囲まれているため、視界がほとんど奪われて今現在どのようなコースで山中を進んでいるのか把握しにくいものがありますが、ただ今は木賊森(816.6m)の外輪に沿ってぐるりと半周、大きく回り込むように前進中です。ただし、ダートは右へ左へと細かくカーブを繰り返すので、実際に走行していると、どこを走っているのかはよく把握できません。
■定期的な整備がなされているとはいっても、そこは人里離れた山中に延びる夏場のダートです。途中には路肩から藪草がせり出て路面を覆い尽くさんばかりの箇所も。あまり好ましい状態ではないですが、ま、こればかりは仕方ないか。
■その後またしても過激なクマザサの壁が! 中途半端な藪はゴチャゴチャとしてうっとおしいだけですが、藪もこれくらいの壁を形成する規模になると、かえって見応えがあって圧巻かもしれませんね。景観的な見所はほとんどないですが、そういう意味での見所は盛りだくさんです。
■寒帯性ジャングルの藪の中を現在地も把握できないままダラダラと進みますが、ここまで進んで標高も少し下がってきたのか、若干の閉塞感が漂ってきました。知らず知らずのうちに山裾の鬱蒼たる樹林帯に突入してきたようで、両脇に茂る樹木によって上空もやや狭まってきた感じです。
■次第に薄暗い雰囲気となってきた樹林帯の中をなだらかに下って進むと、進行方向右手に切り返すような形の分岐がありました。手持ちの県別地図を眺めてたところ、隣接する黒石市との境界付近の山中へと延びるピストンが記載されており、ここはその入口の模様。ただし、ここは名のある支線林道ではなく名無しであり、その入口はつけ込む隙もないほどに藪に埋没、完全に死んだ(廃道化)状態にありました。なので、突入不可能という以前にその気もおきませんでしたけど。
■その後さらに山裾へと向かって進みますが、陽の差し込まない樹木のトンネル区間では昼なお薄暗く、陽当たり区間との境目ではその差が激しく、眩しいくらいです。直射日光の当たる場所では立ち止まるとクラクラするような暑さですが、日陰部分ではヒンヤリと涼しくて…というのが決まり文句ですが、実際にはそのようなことはあまりないのが実際のところかと。多少の涼しさはあるものの、オフ装備を装着しているせいもあって、徐々に湿気のようなジワ〜とした暑さが襲ってきます。いくら東北だってやっぱり夏の山は暑いですよ!
■おっと、ガレ場出現です! 山裾の薄暗い樹林帯に突入してさらに下ることしばし、路面を横断する溝によって軽微なガレ場が形成されていました。その発生原因は下り坂地点ゆえの雨水による洗堀作用によるものらしく、大小の石ころが無数に散乱。規模的にはさほどのことはありませんが、ひいき目にみても決して走りやすいとはいえない状態です。
→さらに砂子沢線を進む!
→もう飽きた…