須釜林道 / Sugama 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2018.12.29 / No.F-204 
 [ 所在地 ]塙町 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 後半区間は林道ライダーには嬉しいダートだが、全線に渡って放置荒廃する暗いピストン

R水郡線「磐城石川駅」前から県196号線を茨城県大子町方向に進み、「真名畑トンネル」を抜けた先の「矢野作」付近で県道に入口を発見した須釜林道の起点です。県道を進んでいると思い出したかのように各集落の民家がたまに現れますが、付近には山林が広がるだけの淋しい区間。交通量の希薄な県道では自然とスピードが乗ってきてしまいますが、県道を巡航中、路肩の薮に半ば埋もれた状態の白い杭を発見! さてはと思って緊急停止、近づいてみたところ須釜林道の発見となったんだよな。というわけで、ここは見逃しやすいです。
肩に存在していた木杭により、ここが林道であることが確認できたからには躊躇はしませんが、須釜林道入口の様子はこのような状態。トタンの古ぼけた農機具小屋の脇からか細い舗装路が左折の急カーブで斜面に取り付いて延びており、そこは見るからに草深く廃れた様子。まっとうな林道ライダーならば一目眺めてパスしてしまうような雰囲気かも・・・。
→ 林道標を眺める!
・・・、須釜林道、思った通りの雰囲気だぜぇ。文字がかすれて延長距離の確認ができないまま、さっそく農機具小屋の脇を回り込んで須釜林道へと立ち入らせていただきますが、路面は簡易鋪装されているのにこの素敵な有様でした。
線直後に開始する急坂の簡易舗装路をガンガンに登坂して進みます。しかし、ここまで薮が蔓延った状態は一体どうしたことでしょうか。察するまでもなく須釜林道では車両の通行が完全に途絶えているっぽかったですよ。
こはガードレールも設置された車道であるのに、枯れススキの薮をガサゴソと掻き分けるような状態が続きました。しかし、訪れたのが真冬の時期で良かったです。夏場であったならば、クモの素や虫、そして蔓延る薮の草いきれと熱気で閉口してしまうことでしょう。このような状態なので、ここ最近車両が立ち入った痕跡もなかったです。
→ 振り返る!
存ダート区間出現! 素敵な枯れ薮の繁茂で出迎えてくれた須釜林道ですが、高低差20m程を一気に登り詰めると、この地点より路面がダート化。しかし、相変わらず枯れ草まみれ。とても意気揚々として乗り込んでいくような雰囲気でもないな。
待ちかねのダート区間はこんな感じ。枯れ草にまみれたフカフカなダートが続きますが、林道は自然災害系によって荒廃しているわけではないので、滅茶苦茶に荒れているわけではなく、オフバイク的にはとくに苦労もなく前進できてしまいます。
こが車道であることを示すカーブミラーもこの通り。ガードレールを埋め尽くして蔓延る灌木の薮に半ば埋もれた状態です。車両の通行は途絶えているのに、その場にポツンと立ち尽くす姿が哀れでもの悲しかったなぁ・・・。
置によって枯れ薮まみれで荒廃していた須釜林道ですが、上々がこれ以上酷くなることはなかったです。時たま身体にまとわりつく蹴れ薮を掻き分ける程度で普通に進むことができました。道すがらに枯れ薮に埋もれた待避所の標識も現れますが、立ち止まって確認するまでもなく退避スペースは薮にのみ込まれてその存在価値を失っているのがすぐに分かります。
の後も廃れた素釜林道をたどって進むことしばし、山間部に分け入り小さな谷間に沿って登り詰めていきますが、ここはどれくらい放置が続いているのでしょうか? 車道であるはずの部分にまで木が生えまくっており、それがここまで成長しています。普通だったら通行に支障が出るので伐採すると思いますけど。
して須釜林道で最も荒廃していたのがこの地点。まるで洪水にでも洗われたかのように路面は波打ってズルズルに傷み、どこが路肩部分であるのか不明瞭になっていました。行く手は薮に飲まれているようにも見えていますが、しかし、道は途切れることなくまだ続いていたんですね。なので引き返すことなくさらに進んでみますが、蔓延る薮が放つ陰気な感じが漂っていて、ここはあまりいい気分はしなかったです。
も凍るような冬の山間部の寒さに耐えながら進んでいくと、やがて須釜林道の終点に到着しました。山間部の小さな谷筋を登り詰めた地点で、周囲には終点を示す林道標がぽつんと立っていただけで気になる物はなにもありません。重度のストレスを受けるほどの荒れは無くて、適度な荒廃ダートが楽しめた点では良かったものの、放置で荒廃した林道の常で雰囲気的には陰気であった須釜林道、底冷えのする冬の寒さの中、なにもない林道終点で長居をしても仕方ないのでさっさとその場を立ち去って探索は終了です。
→ 探索終了!
→ 林道標を眺める!
→ 付近を調べる!
→ 上空を眺める!
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