奥糠内林道 / Okunukanai 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2022.07.31 / No.H-011 
 [ 所在地 ]幕別町 [ 状態 ]完抜ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]糠内越基幹作業道
 水平フラットダートで十勝平野南部の豊頃丘陵を駆け抜ける走りやすい直線主体の完抜け林道

樹町との境界にほど近い「幕別町」の「中類明和」にある奥糠内林道の道319側の入口にやって来ました。R236(帯広・広尾自動車道「中類IC」そば)もしくはR336(生花)から道319に入って道なりに進むと、林道入口があるこの場所を通りがかりますが、目印はほとんどないため通り過ぎには要注意! 画像では前方(R336方向)〜右手(R236)が道319になっていて、WRのいる左方向が奥糠内林道入口になっています
→ 付近を調べる!
糠内林道の入口を正面から眺めるとこんな感じ。まるで地平線に吸い込まれるかのように砂利ダートのストレートがひたすら続いている様子が見て取れます。しかし、ここには道標が1つあるだけで林道標は設置されていないので、ぱっと見するとここは「林道」であるのか、それともただの「未舗装一般道」なのかの区別がつきにくかったです。
→ 振り返る!
ざ奥糠内林道に突入! 林道入口で林道の証を現地確認できなかったことが唯一の不安要素でしたが、某ツーリングマップルにも「ここは奥糠内林道である!」と記載されていることだし、まあ、間違いはないと信じて、やけに埃っぽい砂利ダートを突き進みます。
和牧場? 入線直後のストレートをご機嫌気分で快走していくと、道すがらには牧草地が連なってやがて民家が見えて来ましたが、あれが明和牧場さんでしょうか。丘陵地と平原が連なる幕別町の中でも中山間部に位置する中類地区では酪農、畜産が盛んとのことらしく、ダート沿いには北海道チックな景色がしばらく続きます。
→ 景色を眺める!
大な牧草地が広がる明和牧場の前を通り過ぎてさらにダートを前進していくと、欄干が真っ赤なコンクリ橋が現れます。橋名は「幸夷(こぶし)橋」で、地理院地図によれば渡っているのは「忠類幌内川」のはずですが、橋名板には「支五の沢川」と記されていました。おそらく現地表示が誤っているのだと思われますが、まあ、別にどちらでもいいか。
→ 支五の沢川を眺める!
夷橋を渡って忠類幌内川左岸位置を変えた後も、相変わらずひたすらな直線主体で続く奥糠内林道ダート。やがてそれまで道すがらに連なって開けていた牧草地はなくなって、丘陵地ならではの林のような森の中を進んでいきます。
して思わず「ヒャッハー!!」と叫声を上げてしまいそうな極上区間が出現! ここ、見通しも良好で硬く締まった路面は走りやすく、それは時速◯◯◯キロでの高速巡行も可能なほどでしたが、たまに現れるこのようなアップダウンがもう最高でした! エンジン付きならではの豪快かつ爽快なダートランが存分に満喫できると思います。
理院地図には牧草地表記されていますが、実際には荒地っぽい原野の中をその後も進んでいくと、やがて右折ダートが現れました。ただし、林道標はもちろんのこと、道標の類はどこにも設置されておらず、ここは名のある林道ではなさそうなでした。というわけで引き続く奥糠内林道を探索すべく分岐は直進します。
→ 右折分岐を眺める!
折分岐を後にして先に進みますが、奥糠内林道は山岳地帯の林道ではなくて、どちらかといえば丘陵地帯の林道。勾配区間は現れず、どこまでも水平コースが続き、それと共にワダチダートの路面は硬く踏み締められてとても走りやすい状態だったです。
勝平野南部の標高200〜300m前後の稜線が続く豊頃丘陵をゆく奥糠内林道に、荒々しい山岳林道のような険しさはありませんが、それでも道すがらの森の鬱蒼とした雰囲気はなかなかのもの。位置的には林道沿いに流れる中類幌内川の源流付近を進んでいるようで、薄暗い林間コースがひたすら続きました。
道十字路出現! その後、路面状況が良好につきハイペースで進んでいきましたが、やがてダートが左右に横切る地点が現れました。路面には左右へと曲がっていくタイヤ跡が激しく刻まれており、そのため横切っているのは名のある支線林道であることを期待しましたが、そうではなくて左右に横切っているダートの正体は「作業道」だったりします。
→ 付近を調べる!
→ 左折方向を眺める!
→ 右折方向を調べる!
→ 糠内越基幹作業道に突入!
の後も豊頃丘陵を進む薄暗い林間コースが続き、やがて忠類幌内川の源流域を通り過ぎると、標高240mほどの林道最高所地点を目指していきます。しかし、標高は僅かに240m。したがってコース的には坂道らしい勾配もないまま水平コースが続き、道すがらの森の雰囲気だけは鬱蒼としていますが、直線主体の走りやすい状態が続きました。
道標? そんな感じで鬱蒼とした林間コースを進んで行くと、やがて路肩の藪に埋もれた白い看板タイプの林道標を発見。ただし、これは林道名の表示よりも注意喚起を目的とした「お知らせ看板」もどきな林道標でしたが、これでようやく糠内林道という林道名を現地確認できたんだよな。ではなぜこの地点に設置されているのかというと、厳密には奥糠内林道の起点はこの場所だから。道319(忠類明和)の入口からここまでは、正確には「林道」ではなくて「町道幌内線」扱いになっているんですね。しかし、それだと話がややこしくなるので、当サイトでは便宜上それらを合わせて奥糠内林道として紹介しています。
→ 林道標を眺める!
道名の記されたお知らせ看板を過ぎると、奥糠内林道はそれまでの直線主体から変化して左右にカーブを繰り返すようになります。そこは眺望が望めるような、そして三角形の頂点になっているような明確な「峠」ではありませんが、どうやらこの辺りが標高240mほどの林道最高所地点になっていて、軽く山越えをしているようでした。
名峠を越えて僅かに緩い下り坂となったダートを下っていくと、その先にも林道十字路がありました。しかし、左右に分岐しているのは相変わらずの作業道。そして分岐している作業道は作業道密集地帯を経て、左折方向、右折側それぞれが手前で見かけた林道十字路へと繋がっているみたいです。もちろんそれは地図上での話ですけど。
を後にして、その後しばらくは下り坂が連続しますが、ここが最も勾配角度が大きかった地点。といっても峠から駆け下る高低差は僅かに5、60mほどしかなくて、険しさはほとんど感じられなかったです。カーブも極めて緩やかだしね。
→ さらに奥糠内林道を進む!
→ 探索中止!
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