探索日 2008.08.13.08
No.I-005

赤沢線 ■二戸市 ■全線ダート ■接続→芦名沢線
■芦名沢線から分岐して山中へ延びる

 後半区間で枝分かれ式に分岐を繰り返すが、そのいずれも作業道化…  

 ↓前半は走りやすいですが、進むほどに草ボーボー状態でここは作業道と紙一
 重。景観的なものは皆無、奥まで進んでみたところで特に何もありません…。


……こんな感じ……
■進むほどに分岐を繰り返して最終的には作業道化してしまう、やや打ち捨てられた趣のあるピストンダート。全体的に平坦路が続き、芦名沢線から分岐直後に沈下橋を渡り、鬱蒼とした森林の中に軽く蛇行しつつ延びる。路面にはワダチ状に雑草が草むすが、基本的にはフラットで走りやすい。ただし、それも途中まで。1つ目の名無し分岐手前地点より急速に路面は藪化、同時に路面も土質化してしまう。沿道は深い草木に包まれており、景観的なものは何も望めず、また、分岐している名無しダートもまともに走れる状態ではない。進むほどに労多く、さして得るところが無いため、ピストンマニアならいざ知らず、無理に突入してみるほどの1本でもないだろう。

■芦名沢線から分岐している赤沢線の起点です。分岐地点には白く大きな林道標が掲げており、すぐにそれと分かりますが、この林道標、よく眺めてみると林道名の部分が白く塗りつぶされており、その上に改めて「赤沢」の文字が記されています。元々は別の林道名であったものを改名でもしたのでしょうか? 詳しい事実は分かりませんが、ともかく赤沢線のダートは分岐直後に沈下橋を渡ってスタートしています。
■起点直後の芦名川の流れに架かる沈下橋です。コンクリ橋ではなくて沈下橋である理由は、橋の造りとしては簡易的で建設費が安くて済むのか、それと通常の橋を架けてもすぐに流出してしまうためなのか、ふと疑問に思いましたが、ま、どちらでもいいか。探索時には問題なく通れたしね。
→芦名川を眺める!
■深い森の中にワダチダートが延びています。起点からざっと走った程度では、真夏のピストンにしては藪が少なく路面状態も良好でした。「ここ、きっと藪っているな…」と思っていただけに、出だしは良い感じです。ま、油断はできないですけど。
■僅かな上り坂で緩く蛇行しつつ前進します。「赤沢」林道というくらいなので沢沿いに走っているはずですが、もちろん周囲は森の木々に覆われて何も眺めることはできません。
■その後しばらくはこんな感じのワダチダートが続きました。路面は草むしてはいますが、ここは藪の侵出、というよりも単に雑草が生えている、といった程度で、精神的圧迫感もなく全く問題はありません。ただし、道すがらには特に見るべき物もないので、淡々と進む感じです。
■淡々とワダチダートに沿って進むと、森の中にぽっかりと開いた穴のように路肩が少し脹らんだ場所がありました。特に車の回転場になっているわけでもなく、行き違いスペースのような感じです。でも、だからといってここに何かがあるわけではありません。ただそれだけです。
■真夏の時季にしては藪が少なくよい感じ…、と思ったのも束の間、先述の路肩の膨らみ地点を過ぎると路面への藪の侵出度合いが次第に増してきたようです。夏場のピストンはそこまで甘くはなく、何だかこの先の様子が思いやられてきました。
■うへぇ〜、やっぱりそう来たか! 次第に藪が濃くなって、ついに人の背丈大の雑草が生い茂る藪まみれに…。ここはピストンなので、最終的には行き止まりとなるのは明白ですが、それでも藪を掻き分けて進んでしまう自分に我ながら苦笑です。完抜けならそれもまだ分かりますけどね…。
■藪を掻き分けて進むことしばし、行く手にいきなり左折分岐が現れました。分岐している藪まみれのダートを偵察してみますが、少し先で路面はヌタヌタ状態に…。かといって本道である右折方向も藪まみれであることには変わりなく、路面がそこまでヌタっていなかったことだけがマシといったところでしょうか。少し引き返したくなりましたが、せっかくなのでもう少しだけ進んでみます。
→左折分岐の様子をうかがう!
■で、こちらが左折よりはまだマシな赤沢線本道です。走りやすかったフラットダートの路面もここでは腐葉土化…。でもダートは途切れることなくさらに森の奥へと延びています。通行の希なピストンならではの光景です。
■「お〜い、誰かいますかぁ?」人っ子一人いない草むした山中では心細さのあまり、時として呼びかけたくなります。腐葉土ダートも、陽の当たる場所ではコチコチに乾いているので、藪さえきにしなければ意外と楽に進めはしますが…。
■かすかにワダチの残る草藪ダートを進むと、僅かに開けたこんな場所に行き着きました。よく眺めてみると、ここはY字になっており、藪に没したダート跡らしき道筋がさらに延びています。でも、まともにやって来られる林道としてはここまでで、先ほどの左折分岐も含めて、ここから先は打ち捨てられた放置系作業道なのかもしれません。これ以上進んでも良いこと何もないと思われたので、ここらでそろそろ勇気ある撤退を…。
→勇退する!
→引き返して芦名沢線に向かう!
→周囲を眺める!