久林林道 / Kubayashi 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
2020.08.13 / No.S-026 
 [ 所在地 ]飯能市 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 河原状態で凶悪に鬼ガレ果てた半ダートのピストン林道、全線復旧の日は果たして来るか?

能市街地から名栗湖方面を結ぶ県70号線を走行中、赤沢「久林」地区で発見した久林林道の起点です。いたって何気ない県道の途中にあり、普通に走っているとあっという間に通り過ぎて気が付かない可能性も大きいですが、通りがかったその瞬間、藪の中に逆オムスビな標識がポツンと立っているのを見逃さなかったんですね。具体的な位置は国際興業バスの「黒指バス停」と「久通谷橋バス停」の間、久通谷橋バス停寄りにありますが、すぐそばにあるレンタルカートコースの「フォーミュランド・ラー飯能」を大まかな目印にするといいかも。
→ 林道標を眺める!
林林道の入口は県道にダイレクトに直結しているので、デジカメを構えて起点付近の県道の路肩をうろうろしていると通りがかりの車が向ける視線が痛いので、撮影を終えたら人目を避けるように速攻で林道へと飛び込みます。なお、林道入口には単管パイプのバリケードと鎖がありましたが、共にヤル気はないようで、古ぼけたバリケードは斜めにひしゃげており、鎖はサビてくたびれ果てて弛み切った状態だったかな。
道から久林林道に入線すると、ご多分に漏れずそこ舗装路でした。しかし、アスファルトの路面にはごちゃごちゃと木の葉が散乱し、両脇の植林にはバキバキな倒木もあって、なんとなく放置による荒れた雰囲気が漂っていました。決して明るい雰囲気ではないです。
ート出現! 所々で緑にコケむして廃れた雰囲気が濃厚であったアスファルトの坂道を登りつつ少し進むと、プツリと舗装が途切れて未舗装区間が現れました。この林道は味気ない全線舗装だと思っていただけに、なんとも嬉しい展開となった誤算だったぜぇ!
かし、ダート化を単純にぬか喜びするのはちょっと甘かったかな。路面はダート化しましたが、予想以上にガレた状態であることを確認します。行く手の路肩は崩落して痛々しくえぐれ、地面には厄介な拳大の大きな石がゴロゴロ・・・。
れでも多少のガレは望むところとばかりに構わず進んでいくと、あれよあれよという間に路面は河原状態になってしまいました。始めは拳大ほどであった路面の石も、やがて漬物石くらいの大きさとなり、前進するのにとてもストレスを覚える状況。どうやらこの久林林道も、近年列島各地を襲う集中豪雨や台風のせいで滅茶苦茶に痛めつけられていたみたい。しかも、その先には路面を塞ぐように横倒しになった倒木まであったし。
ラガラな大量の石だらけの路面走行で急激にストレス度が蓄積していく中、行く手に見えてきた倒木。ガレに倒木が加わってしまい、勢いだけではすんなりとその先に通してくれそうにもなかったので、とりあえず徒歩で現場の状況を確認してみます。
わ、これは酷い! 行く手に見えていた倒木地点ですが、現場は思った以上の惨状。倒木は頑張って乗り越えたとしても、その先に控える酷い河原状態は如何ともし難い状態でした。とても走れる状況ではなくて、これはもう戦意喪失するしかなかったなぁ・・・。
を覆いたくなる久林林道のガレ果てた惨状。そこで道が消失していたのなら、すぱっと諦めもつきますが、生半可に道筋が残っているだけに、ことさら林道の酷い状況が目につきました。う〜ん、果たして復旧される日は来るのでしょうか? 一目眺めて「通常の放置でもここまでガレないな」といった感じです。久林林道、まさかこれほどだったとは!
いうわけでお留守番のWRへと引き返して探索は終了。現状、久林林道は台風および集中豪雨で滅茶苦茶にガレて荒れ果ててしまい、尋常なことでは末端地点に到達できないことを確認しての撤退となりました。あぁ、たぶんこの林道はもう再起不能・・・かな。
→ 探索終了!
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