市場入林道 / Ichibairi 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2020.08.20 / No.S-029 
 [ 所在地 ]飯能市(旧名栗村) [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 手入れの行き届いた植林斜面を駆け登る地元森林組合が半分管理するショートな半ダートピストン

能市下名栗を流れる入間川の右岸、県53号線旧道沿いの「市場」地区にある市場入林道の起点にやって来ました。すぐそばに国際興業バスの「峯バス停」と「庚申の水」と呼ばれる湧水があるので、それらを目印にするといいでしょう。しかし、目指す市場入林道の起点にやって来ても、林道標がどこにも設置されていないため、「本当にここが市場入林道?」と疑心暗鬼に陥ってしまいますが、それについては心配ご無用。その理由は林道入口付近をよく眺めてみると自ずとわかります。
どかに普通に民家が並ぶ県道の旧道から林道区間に10mほど進んだ地点です。しかしどこにも林道標が設置されていないのが一目瞭然であり、見た目的にはただの脇道程度にしか見えておらず、立ち入るだけ時間の無駄だと思ってしまいますが・・・?
道から目と鼻の地点、左の路肩にイレギュラーな「林道の証」が! これによって「ここは林道である!」ことが現地確認できるのですが、しかし、残念ながらそれでも市場入林道という林道名についてだけは現地確認することはできないんだよな〜。
→ 林道の証を眺める!
道の証で「ここは林道である!」ことを確認、民家の脇から開始している市場入林道の舗装路を進んでいくと、すぐその先で路面がダート化しました。でもそこはブロックだとかトタン板やらがごちゃごちゃと置かれた状態。民家の住民の方が半ば物置代わりに使用されているようで、これって民家の脇に起点のある林道ではたまに見かける状況ですね。運が悪いと駐車場代わりに止められた自家用車や農作業用の軽トラで行く手が塞がれていて、困ってしまうこともありますが、探索時にはその先を塞ぐ車は止められていなかったのでよかったです。
度に小砂利が敷かれて走りやすい市場入林道のダート。投げやりにごちゃごちゃと物置代わりにされていたしたダート開始地点の様子から、なんとなく未舗装区間は荒れているかと思ったのですが、ここはフラットで意外な走りやすさだったな。
ート沿いの植林地もきれいに枝打ちされて、放置による荒れを感じさせない市場入林道のダートを気分良く進んでいきますが、ちなみに市場入林道は前半の舗装区間は市町村の管理、終点までの未舗装区間は西川広域森林組合の管理になっている模様。そして埼玉県の西南部に位置する入間川や高麗川、越辺川の流域は西川林業地と呼ばれるほど林業が盛んな場所であり、ここで伐採される木材は西川広域森林組合によって「西川材」として商標登録されていたりします。そんな林業に積極的な森林組合が維持管理する林道なので、ダートも放ったらかしではなくて手入れも行き届いているみたいだな。
ートはほとんど枯れているような沢筋の谷間伝いに植林山間部を登っていきますが、前進するにつれて多少のガタガタ感が出てくるのは、林道に降った雨が路面の細かな砂利を洗い流してしまったから? 所々で拳大の石が路面上に頭を出しているのを見かけましたが、それでも荒れを感じることもなくて、オフバイク的にはちっとも問題なかったですよ。
んな感じで連続する坂道を登っていくと、次第に勾配の傾斜角度がキツいものへと変化して、行く手に林道末端地点らしき場所が見えてきました。沢筋の谷を登り詰めたその場所は、真夏の強烈な直射日光に照らされて、手前から眺めると逆光でやたらと眩しかったですが、どうやらピストンではお約束の車両の回転場になっているみたい。
いうわけでたどり着いた市場入林道の終点がここでした。沢筋沿いの谷を登り詰めた植林斜面にぽっかりと小さく開けた場所で、車両の回転場となっているため地面が水平に地慣らしされていたんだっけ。そして林道末端地点をよく眺めると、生い茂る藪でボーボー状態になった道筋が植林斜面をさらに登坂しているような気もしましたが、周囲を埋め尽くす夏草の藪に覆われていて、さらに道筋が続くのかはっきりとしなかったです。いずれにしても市場入林道を普通に進んで来れるのはこの広場までであり、ここが事実上の林道終点とみて間違いなさそうだな。そして終点にたどり着いたので市場入林道の探索も終了となるわけです。
→ 探索終了!
→ その先を眺める!
→ 振り返る!
→ 付近を調べる!
→ 付近を眺める!
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