八ヶ原入林道 / Yagaharairi 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2020.08.20 / No.S-031 
 [ 所在地 ]飯能市(旧名栗村) [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]-
 前半は八ヶ原集落への生活道路なれど後半にてガレと激坂ダートでオフが楽しめるピストン

栗から峠越えで秩父に至る県53号線。飯能市上名郷「湯の沢」集落を過ぎると、県道はやがて九十九折りの険しい峠道になって八ヶ原の集落が現れますが、そこにあるのが八ヶ原入林道の入口です。県道からの入口に林道標は設置されていないので、林道入口だと気づかずに見過ごす可能性もあるので注意してください。
父方面へと登坂していく峠道の県道から右折で分かれる八ヶ原入林道の起点というか入口です。しかし、林道は斜面に民家がへばりつくように点在する八ヶ原集落への生活道路でもあるため、ご覧の通り路面は舗装されています。それに加えて林道標が未設置なため、県道を通りがかってもそこが林道だとは思いにくいんだよなぁ。
道入口に林道標は設置されていませんが、ここではその代わりとなる「林道の証」を発見しました! 路肩の擁壁に白い看板が貼り付けられていたので、もしやと眺めてみたところ、林道名の記載こそありませんが、看板はここが林道であることを示していたんですね。
→ 林道の証!
道名の現地確認は不可ですが、「ここは林道である!」ことを確認したら、さっそく八ヶ原入林道に入線。林道入口から開始する連続勾配をガンガンに登坂していくと、やがて左の斜面に耕地が現れて、斜面の上方に八ヶ原集落の民家がぽつんと見えてきます。
→ 斜面を眺める!
峻な斜面の畑を眺めながら九十九折りで切り返して上方に見えていた民家の前まで登ってきました。標高580mに位置する八ヶ原集落最奥の民家ですが、八ヶ原入林道もここまでは生活道路を兼ねているので路面も舗装されているというわけですね。ちなみに八ヶ原とい地名ですが、元々は「鍛冶ヶ原」といっていたの転訛して八ヶ原になったそうです。「鍛冶」とは鍛冶屋さんの鍛冶のことで、旧名栗村に多くみられる製鉄関連地名の一つらしいですよ。
の辺りの生活道路を兼ねた林道のパターンとして、最奥の民家前で終点なのかと思いきや、民家を通り過ぎたその先で路面はダートとなって植林斜面の奥へとなおも続いているじゃないですか! そして路面がダート化するこの地点でようやく林道名記載の逆オムスビを発見できたんですね。それによって厳密な林道起点は県道からの入口ではなくてここであると判明しましたが、しかし、普通はこんな所に逆オムスビが立っているなんて気がつかねーぜ!
→ 林道標を眺める!
奥民家を過ぎた地点に立っていた林道標によって林道名と正確な起点を確認したら、緩く張られていたチェーンを失礼させていただき、いざダート区間に前進! 路面は小砂利がまぶされたような落ち着いた感じ。勾配はキツいですが、荒れている感じもしなかったです。
→ 斜面を眺める!
ストンにありがちな荒れも感じられないまま、八ヶ原入林道の小砂利ダートをなおも登坂していくと、やがてコンクリ橋が出現。跨いでいるのは林道名由来の「八ヶ原入」の沢筋ですが、傾斜のきつい斜面を急激に駆け下っているため、一気に水が流れ下ってしまうのか、水流は細々とした僅かなものになっていたんだっけ。
→ 八ヶ原入(右 / 上流)を眺める!
→ 八ヶ原入(左 / 下流)を眺める!
して八ヶ原入を跨いで急カーブの勾配を登っていくと、路面状況が一変しました。車両の通行の痕跡であるワダチ部分も含めて路面全体が緑一色の夏草に覆われてしまったんですね。まさか、林道の奥で何か異変が発生していることの予兆じゃねーだろーな?
ートに漂い始めた廃れの雰囲気に一抹の不安を感じながらも、決定的な荒れやガレは見られず、オフバイク的には楽しく進めてしまった八ヶ原入林道。この区間、最後に車両が立ち入ったのはいつのことでしょう。路面上からワダチは完全位消え失せ、バラバラと小石が乱雑に散らばっていました。しかし、道すがらの植林は相変わらず手入れの行き届いた状態。察するに、この区間は単に車両の絶対的な通行量が少ないだけなのかもしれません。
どと思っていたら、その直後に遭遇した落石地点です。直撃を食らったら、瞬時にWRごとぺちゃんこにされてしまいそうな、巨大な岩石が斜面側の路肩に密集するように散乱していました。大雨の時に斜面の地盤が緩んでガラガラっと落ちてきたのでしょう。
手を遮られることなく落石地点を通過してほっと胸をなで下ろすと、今度はその先の鬼坂の途中でガレが・・・。路面を覆い尽くすように拳大から漬物石程度の岩屑や石片が大量にザクザクと散乱しているじゃないですか! それらは斜面から落ちてきた落石ではなくて、大雨時に路面上を雨水で押し流されてきたものと推測されますが、同地点の傾斜角度がどれほどキツいかは、路面に対する右路肩の擁壁ブロックの継ぎ目の角度から想像がつくと思います。ここは過激な坂道の途中だし、まったく走りにくいったらなかったですよ。
→ 斜面を眺める!
乱する石片と岩屑でズルズルとした勾配をしばらく登坂していくと、その先で再びコンクリ橋が現れます。跨ぐのは堰堤を越えた上流地点の八ヶ原入の沢筋で、林道はなぜかここで左岸に位置を変えますが、見ての通りその直後に終点となっていた模様。そしてそこにはピストンでのお約束通り、車両が回転するだけの水平スペースが設けられていたんだっけ。
ヶ原入の左岸に渡った直後に到達する末端地点、すなわち八ヶ原入林道終点がここ。その先には踏み跡レベルの道もなく、さらに斜面を登った先には八ヶ原入の源流域があるだけで、林道終点は周囲をスギ植林に取り囲まれただけの地点でした。とくに長居をするような場所でもないので、すぐに今来た道を引き返して八ヶ原入林道の探索は終了ですが、ちなみにここで振り返ると、終点に向かって登り詰めてくるダートの鬼坂っぷりがよく分かります。
→ 探索終了!
→ その先の様子を眺める!
→ 八ヶ原入を眺める!
→ 振り返る!
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