不動滝林道 / Fudotaki 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2020.08.20 / No.S-032 
 [ 所在地 ]小鹿野町 [ 状態 ]ピストン舗装 [ 接続林道 ]八日見林道 [ 分岐林道 ]-
 両神山荘に宿泊する場合にだけ通行価値が発生する残念過ぎるショートな全線舗装ピストン

父郡小鹿野町の行き止まり県道の279号線(両神小鹿野線)を末端まで進むと、やがて1本道状態で県道から林道へと変わりますが、その林道が不動滝林道です。林道起点を示す逆オムスビが設置された県道末端地点の「集人(あつばど)」集落から道なりに「民宿両神山荘」を目指して進めば、そのまま不動滝林道に入線することになるのでアプローチは簡単です。
→ 林道標を眺める!
なみに不動滝林道起点は同時に八日見林道の起点にもなっているみたい。不動滝林道の逆オムスビの後方数メートル地点に、八日見林道の間伐材利用の新しめな逆オムスビが設置されています。一瞬、「この先1本道状態で2本の林道区間が重なって重複している?」などと思ってしまうかもしれませんが、状況は後方を振り返ってみるとすぐに分かります。
方を振り返るとこんな感じ。不動滝林道起点の後方で斜面を駆け登っていくのが八日見林道になっています。つまり、県道を進んでくると切り返す形で右折分岐しているんですね。なお、この場所に立つ八日見林道の林道標は「終点」を示しているのですが、今のところ八日見林道はピストン状態。延長開設でいつの日か完抜けとする計画なのかもしれません。
→ 林道標(八日見林道)を眺める!
人集落の逆オムスビ設置地点を後にしてさっそく不動滝林道に入線しますが、路面は味気ないアスファルト舗装。すぐに開始する勾配を登坂していくと、途中で路肩に公衆便所がありました。この林道は「両神山(りょうかみさん / 1723.3m)」登山のアプローチルートになっているので、これはハイカー用のものですね。ちなみに両神山は関東近県のハイカーに人気があるようで、不動滝林道ではリュックを背負って歩くハイカーの姿をよく見かけます。
衆便所地点を過ぎてうねうねとカーブしながらの坂道が続きます。道すがらに見えている山々の斜面を眺めて立ち止まったりしますが、これといって気になる物はとくにありません。路面は味気なく舗装されているので林道探索的には察して知るべし的な状況です。
→ 景色を眺める!
してあっという間にたどり着いてしまった不動滝林道の終点がここ。両神山登山の拠点になっている民宿両神山荘の目の前の地点で、同時に「日向大谷口バス停」がある小鹿野町営バスの終点にもなっており、終点を示す林道標が「片隅にひっそりと設置されています。でもここは山荘に宿泊する場合を除いて林道ライダーには用のない場所。デジカメ片手に逆オムスビを眺め、周囲をうろついていると、町営バスを待つリュック姿の山男さんやオバサンハイカーに怪訝な目で眺められてしまうのが痛い・・・かな。
→ 周囲を眺める!
→ 周囲を眺める!
んな不動滝林道の終点を振り返るとこんな感じ。両神山荘入口のすぐ前が林道終点になっているのがよく分かりますが、通常、林道は林業になんら関係していることがほとんどで、まれに農道としての役割が主たるケースもありますが、この不動滝林道の場合は「林道」としての役割って一体なんだろう? ここは林業も関係ないみたいだし、ならば林道でなくてもいいわけですが、察するにその昔は貧弱であった道を車道として整備する費用獲得のため、あえて補助金の出る林道開設ということにされたとか? なんら根拠のない推測ですけど。
→ 探索終了!
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