関の入林道 / Sekinoiri 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2020.09.21 / No.S-038 
 [ 所在地 ]日高市 [ 状態 ]完抜舗装 [ 接続林道 ]中野林道 [ 分岐林道 ]-
 癒しスポット「五常の滝」があるが、林道標の失われた舗装林道は面白味も希薄かと・・・

西武鉄道「武蔵横手駅」にほど近い日高町横手「山下」にある関の入林道の起点にやって来ました。関の入林道はR299号線から日高市の観光スポット「五常の滝」とを結ぶ林道なので県別地図にもルートが記載されていますが、具体的な場所は武蔵横手駅からR299号線を「高麗駅」方向に100mほど進んで1つ目の左折路を曲がった先。左折して道なりに進むと起点にたどり着きますが、しかし、以前はそこにあった逆オムスビの林道標が無いんだよなぁ・・・。しかし、その代わり、新たに別の「林道の証」が設置されています。
→ 付近を調べる!
こが「林道」であることを確認してから関の入林道に入線すると、すぐに林道伝い関ノ入沢のささやかな流れが寄り添ってきます。そのまま沢伝いに植林斜面を登坂していきますが、気になるものは特になし。植林地の舗装林道ではよくある普通の眺めです。
すがらにはきれいに枝打ちされた美しいスギの美林が広がっています。よくある荒れた植林地の陰鬱な雰囲気はなくて清々しいですが、しかし、路面は味気ないアスファルト。コロナ禍で皆さん遠出できないためか、ハイカーや観光客の姿をひっきりなしに見かけてしまい、林道探索的には味気ない限りかと・・・。
道起点からおよそ1.6キロ、沢沿にうねうねと蛇行しながら高低差76m程を登り詰めると五常の滝に到着しました。砂利敷きの駐車場が整備され、その傍らに入山料(200円)を支払う受付所がありますが、こりゃあ、林道には場違いで似つかわしくない光景だな〜。というわけでここは軽く眺めるだけに留めてパスしますが、なんでも令和元年(2019)に観光スポットとして整備され直されたそうで、それからお金を取るようになったとか。それと同時に林道に残されていた古ぼけた林道標は似つかわしく無いと判断、撤去されてしまったのでしょう。
→ 案内板を眺める!
→ 受付所を眺める!
方の目的は滝巡りにあらず、林道巡りなので滝見物はパス。受付所を通り過ぎてスギ木立の隙間から僅かに見えていた滝を眺めながら、急激に傾斜がキツくなる坂道を登ってさらに関の入林道を進みますが、情報によれば関の入林道の終点はこの辺りとのこと。関の入林道はそのまま一本道状態で中野林道と名を変えて、最終的には権現堂林道へと突き当たるのですが、かつて関の入林道と中野林道との境に立っていた中野林道を示す林道標は、残念ながら探索時にはすでに失われていた模様。おかげでさらに関の入林道は続くと思い込んだまま進んでしまいましたが、そういうわけなので関の入林道の探索はここで終了としておきますよ。
お、ついでなので関の入林道終点から一本道で接続している中野林道区間をざっと紹介しておくと、五常の滝を過ぎて急坂を駆け登っていくと二股分岐が現れます。傍に赤い道標が立っていて、手前側は「五常の滝 武蔵横手駅」、右折側は「鎌北湖」、左折側は「北向地蔵 土山」と表示されていますが、引き続き中野林道を進むためには分岐を右折します。
→ 道標を眺める!
岐を過ぎてさらに登坂していくと「中野」集落の民家が現れ、さらに進むと左に下る土山林道の分岐が現れます。そして探索時にはここまでが関の入林道区間だと思い込んでいたのですが、すでにここは中野林道区間だったんだよな。というわけで中野林道の紹介はこの場所までにしておきますが、ちなみに分岐している土山林道は極端な全線舗装のピストンです。
→ 探索終了!
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