探索日 2009.02.15
No.TO-013

石神入線 ■日の出町 ■半ダート
■都184号線から分岐して山中に延びる

 民家の庭先をかすめていよいよかと思いきや、あえなくエンドの超極短  

 ↓路肩の石垣といい、なかなか立派な造りになっていますが、ダートはあっと
 いう間にエンドになっています。この近辺では最も極短な1本でしょう。


……こんな感じ……
■都道184号線沿いに分岐している極短ピストン。都道沿いの集落の外れに位置する起点には、いわゆる林道標は設置されておらず、そこに掲げられている「通行注意」の看板で「石神入林道」の名を確認することができる。平井川に沿った集落外れから登り坂となっている舗装路を進むと、路面はすぐにダートとなるが、同時に行く手の正面には民家の庭先が現れる。ダートというよりもただの民家への舗装路といった感じで、少々進みづらい気もするが、構わず進むと、民家の脇を回り込むようにして山の杉林の斜面に向かってダートは延びている。「いよいよか!」と期待するも、その僅か数十メートル先でエンドになってしまうよく分からないピストンである。

■日の出町の都184号線からは無数のピストン林道が分岐していますが、ここで紹介する石神入線はその中でも最も延長距離が短いにもかかわらず、ダート区間もあって、さらには生活道路も兼ねているという少々異様な林道です。その起点は都道沿いにあることは間違いないのですが、正確には都道から少し外れた民家の外れにあるため、ちょっと見逃しやすいので、都道から紹介しておきます。都184号線を五日市方面から進むと、「さかな園」を過ぎた先で右手に下って折れる右折路が現れるので、ここに入ってください。ちなみに手前が五日市方面になります。
■都道から右折して道なりに進むと左手に川が流れており、コンクリ橋が現れたらそこで対岸へと渡ります。すると民家外れの登り坂となった少し先に「通行者注意」の看板が掲げられた石神入線の起点が現れます。ちなみに、起点には林道標は見当たりませんが、「通行者注意」の看板には「石神入林道」の文字が記されており、現地にて林道名を確認できるのはこの看板のみです。
■起点を進行方向側から眺めるとこんな感じになっています。舗装路がそのまま山間に向かって延びており、「ここは全線舗装…?」と一瞬思ってしまうかもしれませんが、この先にてすぐに舗装は途切れてダートがスタートします。
■「ほぇ?!」ただし、ダートの延びる先の真っ正面には民家が! なんと、細かな砂利が敷き詰められたダートは庭先に向かって一直線に延びており、まさかそこで終点になっている? と嫌な展開が予想されましたが、とりあえずここは進むしかないでしょう。ちなみに、冒頭で「生活道路も兼ねている」と述べたのはこの区間のことについてです。
■「あはは、道が続いているよ。ここ!」人様の家の庭先に向かって侵入しているようで落ち着かないですが、さらに近づいてみると、庭先を迂回するようにして登坂ダートがさらに続いていました。犬でも居て吠えたてられたら面倒だな…とも思いつつも、撮影だけは忘れません。家の中から覗かれていて不審者通報される危険を承知の上でですけど…ね。
■民家の脇を回り込みつつ急な登り坂になっているダートの様子(進行方向は手前)です。当然ながら路面には車両の通行した痕跡であるワダチは全く認められず、もはや庭先の一部として半ば公然に「私有地形」となっているような雰囲気に…。
■で、その先の様子ですが、民家の脇を回り込むと僅かな直線区間を経て、あっという間にダートは終了。というか消滅しており、その距離はざっと数十メートルほどでしょうか。極短です! それにしても、初めて林道デビューする真面目なオフライダーに「面白いダートがある」と言いくるめてこんな林道に連れてきたら、もう許してくれないだろうなぁ…。
■その末端部分の状態になります。極短とはいえ、石神入線の路面は石組みが組まれた立派な造りなので、ひょっとしたら藪に埋もれてまだ続きがあるのでは? とも思いましたが、やはりここから先はどうやっても進めないみたいでした。
→探索終了!
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