南土代沢林道 / Minamituchiyozawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.11.24 / No.To-075 
 [ 所在地 ]八王子市 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ]北土代沢林道
 僅かにダートが残存するも、道すがらに漂う暗く陰気な雰囲気が気を滅入らさせる・・・

王子市「上恩方町」の都521号線に入口のある北土代沢林道を探索中に発見してしまった南土代沢林道の入口です。都道から北土代沢林道を進むとすぐに左手に現われる支線林道であり、その延長距離は僅かに1kmをこえる程度のショートさ。まともな林道ライダーならば見向きもしないのかもしれませんが、林道標のオムスビを目にしながらそのまま通過するのは偲び難く、本線である北土代沢林道を終点まで探索した帰りがけに立ち寄っておきました。
してこれが正面から眺めた南土代沢林道の様子。門だけが残された廃屋跡の脇から小さな沢沿いにアスファルトが登坂していましたが、大量の落ち葉にまみれた路面は緑にコケむしてなぜか濡れています。まあ、状況的には本線である北土代沢林道と大差なさそうな気がしましたよ。
線直後の急坂を駆け登っていくと、コンクリブロックの擁壁が目につきますが、壁は物凄い大量のコケにまみれていました。アスファルトにはびこるコケといい、ここはよほどジメジメとしているのでしょうか? そんな雰囲気で「暗さ」が感じられる林道です。
→コケ!
メジメと薄暗いだけでとくに何もない南土代沢林道。しかも路面はアスファルト。こうなると延長距離の短さが逆に有難かったです。ハァ、つまらん・・・。
ダートだ!」南土代林道は全線舗装の林道であると思っていましたが、なんと、まさかのダート区間が出現しました! 東京都のピストンでは入口は舗装でも末端区間が未舗装というのはよくあるパターンですが、この林道もそうであったみたい。結果として嬉しい誤算となりましたが、さすがにそこまでの詳細な事前情報ってないんですよね。
や勢いのある茂り方を見せていた南土代沢林道のワダチダートですが、少し進んだ地点で今度はブルーのオムスビを発見! なんとも嬉しい展開であり、「まさかこの先は別林道?」と思ってしまいましたが、林道標によればこのダート区間も引き続き南土代沢林道とのこと。
→オムスビ!
、肝心のダートはこんな感じ。路面は土質で薄暗く、それは日中だというのにライトの明るさが見えるほどでした。ダートであることだけは評価できますが、陰気でジメっぽい雰囲気が漂う南土代沢林道、決して万人受けする林道ではないことは確実ですなぁ。
道の致命的な暗さはさておき、せっかくのダート区間ですが、その先の切り返しの左カーブ地点で残念なコンクリ簡易舗装。さすがにもう舗装区間はないと思ったのに・・・。
して切り返し左カーブの簡易舗装ですが、なぜかカーブを曲り終えたと同時に極短で終了。そこで再びダートが復活します。というわけで切り返しのカーブを過ぎた先になおもダートは続くのかと思いきや、僅か20mほどの先の地点で途切れてしまいます。カーブを曲ると終点となる末端が見えており、これにはちょっと憮然としてしまいました。
土代沢林道の終点の様子は末端地点から振り返ってみるとよく分かります。前方の切り返しカーブ地点が極短の簡易舗装区間であり、そこから末端までの僅か20mほどがなぜか未舗装のままとされているんですね。さらにここは回転場もない突っ込み式の終点となっており、木の枠で周囲の斜面がぐるりと囲まれていました。とまあ、終点はこんな具合ですが、とにかく暗い陰気な場所なので長居をすることなくすぐに立ち去って探索は終了。
→探索終了!
→引き返して北土代沢林道に向かう!
→脇を眺める!
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