日在線における不可解な現象  
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我ながらマニアな重箱の隅を突くような林道探索を行っていると、時としてなにゆえかよく分からない現象に出くわします。
大げさに「現象」といってみても、
林道に興味のない通常一般の方にとってはまず気付くこともない些細なことではありますが、
これには千葉県では林道ライダーにそれなりに名の知られた林道が関係していたので、そんな一例を一つ紹介してみたいと思います。

所は太平洋に面した千葉県いすみ市の日在(ひあり)地区。かの地に存在するという林道日在線を求めてR128号線沿いを彷徨うことしばし、国道から引っ込んだその入口とおぼしき地点にようやくたどり着きました。
こはただの生活道路にしか見えない舗装路の分岐地点ですが、このように振り返ってみるとそこにひし形が! ただし、一般的に標識の表はその位置関係からみて普通は反対側を向いているものであり、その時点で「何かヘンだな」と思ったものですが、ま、ここではそれは考えないことにしておきましょう。そして林道標を眺めてみると…。
えぇっ?! ここは日在線じゃないんですか?」なんと、林道標には全く予期していなかった嶺岡中央2号線という名称が。嶺岡中央2号線といえば、 房総林道を少々走り込んだ方ならすぐにピンと来る有名な舗装林道ですが、その場所はいすみ市の隣の隣の隣となる鴨川市にあるはずで、どう考えてもあり得ない現象ですよ。これは! 林道標も時としてウソをつくということ…か。
なみに、ここが嶺岡中央2号線の入口でないという証拠がこれです。林道標のすぐ脇には「日在城跡」と記された石碑がこの通り。まさか林道好きな愉快犯がわざわざ運んできたとも考えにくく、なにがなんだかさっぱり。元々ここにあった日在線の林道標が朽ち果てたので、林道であることさえ分かれば林道名などはどうでもいいからと、林業事務所が廃物利用で適当なひし形をチョイスして運んできたのでしょうか? それとも嶺岡中央2号線の文字は消して、その上から日在線の文字を書き入れる予定になっているとか?
全く林道では何が起こるか分からないな!」 ここが嶺岡中央2号線ではないことだけは確かですが、「日在線」の文字がそこに記されていなかったので断言できないものの、ここは林道日在線に違いないでしょう。というわけで、ネタ自体はここまでですが、せっかくなので日在線と思われる「林道」を進んでみることに。とんちんかんなひし形のすぐ先には湖岸に老人ホームの建つ「大山堰」という溜池があって、その脇を舗装路が延びています。
して溜池脇のエスポワール大原なる老人ホーム入口を過ぎると舗装が途切れて路面はダート化しています。なんとなく農道っぽい雰囲気ですが、林道標に記載されていた林道名はデタラメ状態にあるものの、ここがただの道であればひし形が存在しているはずもないことから、やはりここは林道であると改めて確信です。
ボーボーで半ば休耕田と化していた水田脇を抜けてワダチダートが続きます。少し進むと前方に堰堤のような緑の斜面が見えてきて…。
こでダートは終了。コンクリ舗装が始まって堰堤の脇を登る坂道がスタートしていました。ダート区間は僅か1キロに届くか届かないかと入ったくらいの短さです。
堤の正体は「新堰」というこれも溜池でした。その脇を抜けるようにコンクリ舗装の坂道は延びていましたが、ガードレールを使用した強固なバリケードが出現。地図上ではもうしばらく道筋は続いているはずなのですが、ここにはよほど立ち入ってもらいたくないのでしょう。というわけで日在線だと思われる峯岡中央2号線の探索はあっという間に強制終了してしまいましたよ。それにしてもあのひし形、せっかくそこに存在しているのに何とかならないですかねぇ。ちなみに、付近には日在高谷線という半ダートの荒れた完抜林道があって、そちらにはきちんとひし形が存在しています。
→バリケードの先を眺める!
→新堰を眺める!
→探索終了!

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