黒瀬支線林道 / Kuroseshisen 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2007.08.12 / No.YG-002 
 [ 所在地 ]酒田市(旧八幡町) [ 状態 ]半ダート [ 接続林道 ]奥山林道手代奥山林道 [ 分岐林道 ]-
 随所に荒れ果てた舗装区間も点在、適度な緊張感が心地よい半砂利ダート

山林道から分岐して県越林道である手代奥山林道に接続する黒瀬支線林道の起点です。直進方向が黒瀬支線、手前から右折方面が奥山林道ですが、ここには林道標が設置されているので迷うこともないと思います。奥山林道を道なりにたどって進めばたどり着けます。ちなみに、黒瀬支線林道は地図上ではこの分岐地点より小黒瀬川に沿って延びており、ここから林道名が付けられたと思われますが、ダート沿いにこの小黒瀬川を眺められる地点はほとんどありません。
山林道から分岐して少し進むと、何やら最近できたと思われるよく分からない建物が現れます。こんな山深い山中に不釣り合いな建物ですが、黒瀬支線林道と共に、接続する奥山林道もここまではこの施設の管理道も兼ねていると思われ、路面は砂利ダートではありますが、それなりに走りやすく立派な作りになっています。なお、右手の舗装路に入っていっても特に何もないことを述べておきます。それと、こういった施設には意外と監視カメラがあったりするので注意しましょう。
囲は全くの深山で、左右どちらを向いても緑の森が広がっているだけですが、先述した建物からさらに進むと小黒瀬川に架かるコンクリ橋が現れました。起点から小黒瀬川に沿って登坂、延びている黒瀬支線林道ですが、ここより先は小黒瀬川に合流する支流である女郎沢川に沿って登坂しているようです。それにしても「女郎」沢だなんて・・・。山中の小さな沢には意外ときわどい名称が付けられているものですが、一体どんなわけで「女郎」だなんて命名されたのでしょうか?
→ 橋から景色を眺める!
中の深い森の草木にびっちりと両脇を覆われたダートを進みます。先述したコンクリ橋を越えると、S字を描くように切り返して登坂していきますが、勾配自体はさほどキツクはありません。何となくダラダラと登坂していくような感じになっていますが、この辺りから、部分的に路面が少々ガレた雰囲気になってきます。
初、全線ダートと思われた黒瀬支線林道ですが、路面をよく眺めてみると、部分的に元は舗装路面になっていたようです。ここが開設当初から舗装されていたのかどうかは、もはや知るすべもないですが、虫食い状態でこんな感じのアスファルトの残骸が所々に現れました。そのため、段差が随所にできてしまい、下手なダートよりもここは走りにくくなっています。
瀬支線林道のダートは基本的には砂利質ですが、さらに登坂して進むと、路面の砂利が風雪で洗い流されてしまったのか、岩石つぶての散乱した土むき出しになっていました。ちょっとしたクレバスなどもあるようですが、それでもゆっくりと走っていればほとんど支障のないレベルです。路肩は相変わらず背の高い藪に覆われて周囲の視界はほとんどききません。
所に見られる路面の舗装跡ですが、どうやら、勾配などの路面の難所的な部分に補助的な意味で施されていたようです。しかし、その目的とは裏腹に、いったん荒れ出した舗装路は帰って走りにくく、ガバガバになってしまっています。なお、ここまで登坂してやって来ると、やや周囲が開けてきて、何となく峠がありそうな雰囲気です。
を予感しつつさらに進むと、サミットが現れました。一応、ここは峠になっており、この地点を境にやや下り坂に転じているのですが、地図上では県境はまだまだ先になっています。山中の無名峠といったところで、ここから先は軽いアップダウンが続きます。
名峠を越えて前進すると、今度はコンクリ打ちっ放しの簡易舗装区間が現れました。継ぎはぎというか、ひび割れ放題のやや荒れたコンクリ舗装で、左手は崖崩れ斜面、右手は女郎川の崖っぷちになってます。幅員は狭く、おまけに路面がボコボコなので、勢い余って女郎側に転落しないようにしましょう。
→ 崖を眺める!
→ 女郎川を眺める!
郎川沿いのコンクリ舗装区間はすぐに途切れてしまいますが、その後、復活したダートに沿って緩い勾配を登っていくといきなり現れるのが、黒瀬支線林道の終点である林道標の立つこの地点です。これより先は手代奥山林道となっていますが、実質的には一本道となっており、直進すれば秋田県側に抜けられます。林道標がなければ何も気付かず通り過ぎてしまいそうな場所ですが、それでも路面をよく眺めてみると、ここを境に黒瀬支線側は一面砂利ダートに、手代奥山林道側はわだちダートになっています。両林道の目に見える違いといえばこんなものくらいです。
→ 探索終了!
→ 振り返る!
→ 引き返して奥山林道に向かう!
→ 手代奥山林道に突入!
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