院内歴史の里 院内油田ポンピングパワー棟
                       ポンピングパワーと採油方式
 院内油田は浅層油田に適していて、数基のポンピングパワーでほぼ全ての油井から採油していました。ポンピングパワーの仕組
 みは、カムシャフトで回転運動を往復運動に替え、ワイヤーロープで坑井(こうせい)の採油装置を動かし採油しています。

 ここでは、三菱電動機30馬力を用い、1分間に20回転以下の運動で済み、動力が少なく経済的でした。ワイヤーの水平力を伝え
 る振り子状の道具はいずれも鉄製で地平に応じて、グレート、逆さグレート、招木(まねき)、逆さ招木を使い分け、ワイヤー
 の振り止め、垂み止めには、高い位置では踊り木を用い、低い位置ではスーリングを用いています。

 このように伝達された水平方向の往復力は、やぐらの位置で垂直方向の往復運動に変換され、この力で油とガスを汲み上げてい
 ました。

 平成22年2月 にかほ市
なるほどね〜。

簡単にいうとまず30馬力の電動機で発生した回転運動を往復運動に変換し、
その往復力をワイヤーロープでやぐらへと伝達。
やぐらの位置で水平方向から垂直方向の往復運動へとさらに変えて、
その運動で油とガスを汲み上げていたということらしいです。

そしてポンピングパワー棟というのは、
電動機で発生した回転運動を往復運動に変換する場所だったということか。

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