伐採跡地を過ぎると幅員もぐっと広がって路面状況はさらに良くなりますが、固く締まった路面は木材搬出の林業トラックが通行している証。今はひと段落しているようですが、伐採作業の最盛期には木材満載のトラックが頻繁に通行していたのでしょう。そのようなことを思いつつ進んでいくと現れたのが左折分岐する逆沢林道の起点です。手持ちの地図によればピストンとのことでしたが、もちろん見逃すことなく立ち寄っておきますよ。
→ 林道標(逆沢林道)を眺める! → 逆沢林道に突入! |
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逆沢林道分岐を過ぎて、いつに間にか平坦コースとなったダートを進んでいくと、その先の工事を予告する黄色い立て看板が連続して出現! 通行止め看板は設置されていなかったのでそのまま前進させていただきますが、工事ってまさか舗装化の工事じゃないだろうな? | |
その工事の現場がここ。路面でも舗装しているのかと思いきや、そうではなくて林道右手に入口がある「仁鮒沢スギ稀少個体群保護林遊歩道」の改良工事だったみたい。それを告知する立看板や道標がこれでもかと立ち並び、重機と大量の砂利、U字溝のブロックなどが路肩に置かれていました。ちなみに遊歩道の奥の森には日本一と言われるスギの大木がありますが、改良工事は令和元年(2019)12月13日まで。それまでは立ち入れないみたいだな。
→ 遊歩道入口を眺める! → 改良工事の立看板を眺める! → 道標および立看板を眺める! |
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ちなみに改良工事中であった「仁鮒沢スギ稀少個体群保護林遊歩道」の入口地点で小沢田林道のダートは終了。その後は舗装路となって未舗装区間はもう現れません。探索時には林道の終点を示す林道標の出現を期待しながら進んでいきましたが、ここは厳密には林道ではなくて能代市の市道。なので当然ながら林道標が現れるはずもなかったなぁ・・・。 | |
そんな感じで虚しく林道標を求めつつ市道区間を進んでいくと、100mほど先にあるのが「仁鮒沢スギ稀少個体群保護林」の駐車場。公衆トイレの小屋があり、R7号線の「道の駅ふたつい」からやって来る二ツ井コミュニティバスの終点にもなっていて「きみまち杉バス停」があります。でも真夏の酷暑のなか、遊歩道は閉鎖されているので訪れる人の姿は全く見かけませんでした。なお、もしもここが林道だったならば終点になっていそうな地点ですが、先述した通り、ここは市道なので林道標は設置されていません。そして探索時にはキリがいいこの地点で林道標の発見を諦めて通称「小沢田林道」の探索は終了とした次第です。 | |
なお、駐車場と公衆トイレを振り返るとこんな感じ。山小屋風のトイレの入口脇にバス停が立っていて、その脇から舗装路が遊歩道入口方向に向かっていますが、「仁鮒沢スギ稀少個体群保護林」への入林が不可ならば、訪れる者もいないような場所かな。
→ 付近を眺める! → 付近を眺める! → バス停を眺める! |
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「あわわ!!」その後、駐車場の広場でうろうろしていたら、あっという間に凄まじい量のアブの大群に取り囲まれてしまいました。しかも皮膚の露出した顔面めがけて生血を吸わんと体当たりの猛攻を仕掛けてくるじゃないですか! 先ほどの「仁鮒沢スギ稀少個体群保護林」にしても、夏の時季はアブが酷過ぎるので、正直、遊歩道が工事中でなくても立ち入るつもりはなかったです。というわけで小沢田林道の探索はここで終了、次なる林道に向かおうと思いましたが、でも林道探索の疲れがここでピークに達しました。探索当日は自宅から秋田県まで徹夜移動の翌日ということもあり無理は禁物。その後の予定は全てキャンセル、疲れを温泉で癒すべく能代市郊外にある本日のお宿「船沢温泉」に向かうことにしておきました。
→ 探索終了! |
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