■そういえば、先ほどこの蒲田線には一度訪れたことがあると述べましたが、「ここは通ったぞ」という具体的な景色の記憶が戻りません。なにせ目に入るのものはといえば、どこまで行っても2本の白いワダチと生い茂る雑草、そして時々現れる巨大なお化けフキのような植物ばかりなので…。 | |
■「分岐だ!」昼なお暗い深く鬱蒼とした森の中を1本道にて進んできましたが、やがてこのような切り返しの分岐が現れましたよ。ここには当然ながら標識の類は皆無ですが、 前方左折側が蒲田線本道であり、そして手持ちの詳細な県別地図によれば、もう一方の右折側は県248号線沿いの「猿ヶ森」の集落へと抜けている模様。ただし、そこに林道標はなく名無し系です。 →分岐に突入! |
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■ちなみに、この分岐地点を逆方向から眺めてみるとこんな感じです。蒲田線本道は前方右手から手前で、前方左手側が猿ヶ森方向になっているのですが、逆方向から蒲田線をやって来た場合は、ここでかなり悩んでしまうかもしれません。路面状況的には双方とも全く変わりはないので、どちらが本道であるのか分からなくなってしまいます。 | |
■先述の猿ヶ森方向への分岐を過ぎると、路面への雑草の侵入はほとんど見られなくなって、路面状況は著しく良好なものへと変化します。ダートは直線主体で見通しも良いので、ここから先はまさに高速ダート状態ですよ。 | |
■路面状況的には良くなっても、周囲に展開する森の鬱蒼たる様はこれまで通りで何ら変わりありません。道から一歩足を踏み外せば、相変わらず即遭難してしまいそうな深みのある雰囲気に。「ならば道から外れなければ問題無いだろう」と思っても、ここではそれだけでは済まないようです。なにせ、少しでも立ち止まると、大量にまとわりつく白黒模様のアブの猛攻が物凄くて…。 | |
■「またしても分岐が!」格段に走りやすくなったダートをさらに前進すると、今度は右手に切り返す分岐が現れました。もちろん、 この状況では直進側が蒲田線本道であることはすぐに分かりましたが、逆方向からやって来た場合はその限りではないかも。蒲田線は砂子又「上田代」地区側から進むと分岐が合流してくる形となりますが、逆の蒲野沢「桑原」地区からでは枝分かれ式に分岐が現れる形になっているのでね。ちなみに、この鋭角右折分岐は地図上では名無し系ピストンです。 | |
■ご覧の通り、その後もみるからに走りやすそうなダートが続きますが、このような穏やかな地点においても、少しでも立ち止まると速攻でやって来る大量の白黒アブの猛攻は酷かったです。今年も猛暑日続きでアブが大量発生しているとのことですが、どこまでも後を追ってまとわりつくアブの群はオフバイクでないと振り切るのは難しいかも。徒歩や山チャリだと逃げられずに全身まとわりつかれて、ついには発狂してしまう恐れもあり…。 | |
■そう言えば、蒲田線のダートを進んでいくと、途中で路肩に木材を輪切りにした木片が大量に積まれている箇所があったっけ。みたところ、当林道では伐採などの林業活動はほとんど行われている様子はなかったですが、こういうのがあるということは、ちょっとした森の手入れ程度の作業は行われているということか。 | |
■そしてさらに前進すると、鋭角な切り返しの右折分岐がもう1本現れました。蒲田線本道はいうまでもなく、向かって前方左手から手前ですが、ここも逆方向からやって来た場合は少し迷うかもしれませんね。ちなみに、この切り返し分岐は手持ちの地図によれば、ごく短いショートピストンであるとのこと。もちろん名無し系で。 | |
■鋭角な右折切り返しの分岐を過ぎてしばらく進むと、やがて蒲田線は蒲野沢「桑原」地区の2車線舗装路に突き当たってエンドを迎えます。もちろん、その出口には林道標はおろか、道標的な標識はまったく存在していません。こんな状況では、「たとえここを通りかかっても蒲田線の存在には気がつかないな」と改めて実感。と同時に「こんな林道も存在していたのか」と思いつつ、これにて蒲田線の探索は終了となりました。
→探索終了! →振り返る! →付近を調べる! →付近を調べる! |