カスペ沢林道 / Kasupesawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2011.08.14 / No.AO-0616 
 [ 所在地 ]横浜町 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]赤滝林道 [ 分岐林道 ]上カスペ沢林道
 密集する薮と軟弱路面に阻まれて前進できた距離は涙が出るほど短くて・・・

滝林道から分岐する支線ピストンの中でも最も荒れていると思われるカスペ沢林道の入口にやって来ました。場所は県4「奥薬研」から赤滝林道へと入線するとやがて差しかかる中盤の急な勾配勾配区間の途中にあります。入口には林道標が設置されているので見逃すことはないのですが、あからさまに薮じみた入口には濃厚な雰囲気がプンプンと・・・。
くらなんでもさすがに、そのままの勢いにて偵察無しに突入するだけの度胸はないので、入口からぱっと見で様子をうかがいますが、おえぇ〜、この薮の茂り方はなんとしたことか!
、こちらは昨年(2010年8月15日時点)の時の様子ですが、状況は全く変わっていないようですね。というか、月日が寄り経過した分だけ、現在の方が酷くなっているような気が・・・。ちなみに、前回ここを訪れた時には林道標に記された林道名を「カスベ沢林道」と読んでしまいましたが、正確には「カスペ(kasupe)沢林道」となっているので念のため。
れでカスペ沢林道の状況はだいたい掴めました。入口からしてこんな状況では、林道標に記されていた1298mの行程全てをたどるのは無理かもしれませんが、せっかくなので前進できるところまでは突入してみることに。それにしても立ち塞がる薮のプレッシャーはかなりのものかと・・・。
、入線直後に下り坂となっているカスペ沢林道に乗り入れると、はたして予想通りの展開が! 僅かに腐葉土と化したホカホカな路面が見えていましたが、両脇から立体的に迫り来る藪によって完全なる埋没の一歩手前といった感じです。それでも探索時は快晴に恵まれていたので良かったですが、これでシトシトと雨が降っていたら・・・雨に濡れた薮が全身に擦れる感触の気持ち悪さで発狂してしまうでしょう。うむ、ダメだな、これは・・・。
「まさかカスペ沢林道がこれほどであったとは…」滅茶苦茶に生い茂った薮に埋もれたダートは急な下り坂であり、密集した薮によって反転スペースが得られません。というわけで、ここはそのまま進むしかないか・・・。あ〜あ、またこんな所に来ちゃったよ・・・。
こまで進んだ距離は雀の涙程度しかないものの、引き返し所を得られないままに薮の密集地帯を突き進むと、その先にて薮の猛威が薄くなった地点がありました。ご覧の通り、ここだけ空間を埋め尽くす薮がなくなっています。なので「薮の猛威は林道入口だけだった?」と、一瞬期待させられましたが、それはちと甘かったようで、その先を眺めてみると・・・。
「なんだあれは・・・?!」なおも下り坂にて続くフカフカなダートのすぐ先には、人が立ち入ることさえ困難なほどに密集した薮の壁が! ダートはそこで完全に薮に埋没していました。それ以上進むことは登山でいうところの藪漕ぎであり、オフバイクの機動力を持ってしても限りなく不可能に近いかと。その入口には真新しい林道標が設置されているカスペ沢林道ですが、その実態は自然回帰によってまさに死亡(廃道)寸前の瀕死状態にあったようです。うむ、やっぱりダメだな、これは・・・。
→ 探索終了!
→ 引き返して赤滝林道に向かう!
→ 路肩を調べる!
→ 振り返る!
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