六本木林道にある東粟倉支線林道の分岐の入口です。六本木林道もそうですが、この辺りは竹藪が密集しており、夏季の探索時には最大の障害になっています。前回探索した時は悪路というよりも、行く手を塞ぐ竹の倒木で挫折してしまい、 僅か150メートルほどしか進めなかったことが思い出されます。で、今回もやはり藪の少ない冬場を選んでの再突入ですが、恐る恐る東粟倉支線林道の分岐地点にやって来ると、前回、入口から既に見えていた路面を多う竹の倒木はきれいになくなっていました。まずはさい先の良いスタートでの再突入となりました。 ←入口から見えていた竹の倒木群・・・。 |
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そう、確かこの辺りが竹の倒木が路面に覆い被さっていて前進を断念した地点です。あの時は竹の葉がスダレ状態でまともに前が見えなかったのに、今回は藪の奥へと延びるダートの道筋がきちんと見えています。「そうか、こんな風にダートが延びていたのか・・・」土質ダートの路面はまだしっかりとしており、前回の探索時に挫折した地点をあっさりと通過します。 ←竹の倒木には泣かされました。 |
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ダートは直線的に延びているのですが、少し進むと前方の左手に小さく迂回するような形の不自然なカーブがありました。よく見ると、そこは路肩が陥没しており、落とし穴のようになっています。しかも穴の底には竹の残骸がびっしりと! これは侵入者を殺る竹槍の仕込まれた落とし穴・・・、まるで戦国時代の合戦場に仕掛けられた罠みたいですが、 勢いあまって落ち込んでしまったら、 本当にブスッといくかもしれないので注意してください。 | |
ダート路面に残されたオフバイクのタイヤ跡に沿って迂回して進みます。座高の高いシートから穴を眺めると、こんな感じでなかなか深く見えますね。ここでちょっと穴の周囲を調べてみましたが、もちろん、穴に向かって消えているタイヤの跡はありませんでしたけど・・・。 | |
落とし穴の脇を通って先に進むと雨天時には大きな水溜まりとなると思われる路面の陥没した区間がありました。幸い、水は乾いて無くなっていましたが、タイヤのわだちは全てその左側を迂回しています。見た目にもヌタっていそうな、こんな水溜まり跡をわざわざ通る者はいませんよね。この地点に限らず、ライン取りは先人の方たちの残してくれたタイヤ跡が良きアドバイスになっています。 | |
水溜まり跡の先には、降雨時にはちょっとした水流になると思われる路面に沿ったクレバスがありました。溝に沿って進むと、ちょっとした小山のような盛り上がりがあって、できればクレバスの脇を走行したかったのですが、ここはV時状にクレバスに向かって傾斜がかっているようです。路肩を通ると路面中央のクレバスにフロントがズリ落ちる危険性があるので、木々の根っ子の張り出したクレバスに沿って小山をやり過ごします。ちなみに、写真は前方から手前方向の上り坂が進行方向で、これは帰路に撮影したものです。 | |
クレバスを抜けると、数台のオフバイクが路肩に止めてありました。どうやらこの先にある段差地点で引き返してきたとのことです。確かにこの先はさらに荒れていそうな雰囲気なので、ここはひとまず路肩にXRを止め徒歩にて偵察を行います。また、この地点の路面は土質というか砂質のようになっていて、スタンドが立てにくく、すぐに車体が転倒してしまうので、そばに落ちていた竹の切れ端を踏み台にしておきました。 →周囲を見渡す |
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XRを止めたすぐ先にある場所です。路面を完全に覆った竹藪の隙間に、先人の方たちが切り開いたと思われる、青竹をバキバキと踏みつつ通り抜けられるスペースがありました。ここはちょっとした盛り上がりになっていて、その手前には絶妙な配置で水溜まりができています。こんな所でスタックしたですが、水溜まりさえなければ問題はあまりなさそうです。 | |
竹藪を抜けると前方に巨大な段差です。ここから先が東粟倉支線の簡易舗装区間ですが、コンクリ舗装の下がえぐられており、水溜まり&見事な段差になっています。よく眺めると、踏み台として丸太が置かれていますが、それでもかなりの高低差があるようです。先ほどのオフバイクの方たちもここで諦めたとのことです。ちなみに、この段差の手前にはビックオフが1台止められていましたが、ライダーの姿はなく、やはりここから先は徒歩で進まれたと思われます。この段差、2人以上で訪れればなんとかなりますが、1人では少し厳しいようで、今回もまた挫折と相成りました・・・。 →挫折する・・・ →振り返る →引き返して六本木林道に向かう! |
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