No.C-059
豊岡線 |
■富津市 ■ピストンダート ■接続→田取線 ■田取線から分岐して山中へと向かう |
稜線地帯を駆け下りる眺望の良いピストンダートだが、現在延長工事中… |
……こんな感じ…… ■豊岡線は田取線、山中線の両林道から、現時点ではピストン状態でそれぞれ開設されており、将来的には完抜け林道になると思われるが、ここはその一方の田取線側。林道延長工事は、どうやらこの田取線側からのみ行われているようで、終点付近には重機などが留め置かれていたが、山中線側の終点は全くの手付かず状態である。開設工事中であるため、延長距離こそ短いが、沿道からの眺望や、奥深い房総の山々の雰囲気が楽しめる。路面は目の細かな砂利ダートで幅員もありとても走りやすい。その林道名は入口にある工事情報看板にのみ認められ、林道標などは今のところ設置されていない。僅かな延長距離なので、何かのついでに往復しておくのもいいだろう。 |
■田取線を県道88号線方面から入線して進み、舗装が途切れてダート区間に突入するとほどなくコンクリ舗装の分岐が現れますが、それがこの豊岡線の入口になります。ただし、豊岡線は現在、延長工事中で、将来的には田取線と平行する山中線から分岐(林道標は未設置)している豊岡線(こちらも現在はピストン状態)と接続されると思われますが、時期的な詳細は分かりません。というわけで、現在工事中であるため、入口には一応、鉄パイプ製鉄柵が置かれています。 | |
■この豊岡線、分岐地点から5メートルほどはコンクリ舗装がなされていますが、そのすぐ先は砂利ダートの下り坂になており、入口からではその先の様子は見えません。あれこれ想像しても仕方ないので、ここは鉄パイプ柵をほんの僅か移○させ、その横からダートへと進ませていただきます。 | |
■入口の鉄パイプ柵脇をすり○けてダートに突入すると、起点になっている田取線との分岐地点の標高が高いため、すぐに下り坂が連続していました。ダート路面は以外と幅員があり、踏み固められた路面の砂利のつぶても細かく、カーブでの尻振り煮さえ気を付けていれば、全く走りやすいの一言です。周囲は一面の鬱蒼とした森状態になっていますが、高所から下っていくため、前方の視界は開けており、ここでは走行しながら連なる房総の山々が望めます。ちなみに、山中線から分岐するもう一方の未開通の豊岡線も起点から下り坂が連続しています。とすると、全線開通の暁には、すり鉢状に下ってまた登るコースになるのでしょうか。
→眺望を眺める! |
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■急峻な山肌の崖っぷちに開設されたダートをどんどん下っていきます(最上部画像はこの坂を見上げたものです)。見た名状に勾配角度があるため、ニュートラル状態で終点まで進めてしまいそうな雰囲気で、何もしていないと自然と加速してしまうため、ブレーキを利かせつつ下って進みます。 | |
■しばらく惰性に任せて坂を下りきって、路面が平坦になると路肩に展望所のような待避所が設けられていました。せっかくなので、とりあえずここで一服です。探索時は休日で、しかも一般車両の通行が皆無であるため、周囲はしんと静まりかえっており、耳を澄ませば野鳥のさえずりが、うるさいくらいの音量で響き渡っていました。 | |
■展望所のような待避所地点から、やや平坦になったダートに沿ってさらに前進すると(進行方向は手前)、山肌を切り崩して開設されたかなりの広さの駐車帯のようなような場所が現れました。ここには建設資材や仮設トイレみたいなものが置いてあり、やはりまだ工事中であることが分かります。当たり前ですが、周囲には人っ子一人いません。 | |
■駐車帯を後に、再び下り坂になったダートを進みます(進行方向は前方)。一見するとその角度はあまり実感できませんが、切り崩された山肌に露出した地層から、その傾斜を多少は想像できると思います。ここでは前方のカーブ手前に工事関係車両らしきワゴン車が止まっており、何だか嫌な予感がしますが、ここまで来た以上、とりあえず前進です。 | |
■路面尾ど真ん中に止められていたワゴン車では作業員がお昼寝中でしたので、これ幸いにその脇を通り抜けて少し進んだ先の様子です。「あ〜あ、何てこった…」やっぱっりと言うか予想通り、前方のカーブ地点に路面を塞ぐ恰好で重機がででんと留め置かれていました。付近の路肩には重機の付け替え用ドリルなどが置かれており、何となくそれ以上は前進しがたい雰囲気が漂っていたので、残念ですが、この地点をもって豊岡線の探索は終了としておきました。
→探索終了! →完抜け予定地を眺める! →現場に近づく! →引き返して田取線に向かう! |