探索日 2007.12.24
No.F-013

馬場林道支線2号 ■古殿町 ■全線ダート ■分岐→中の松線 ■接続→小名沢線・大根屋敷線・馬場線(?)
■大根屋敷、馬場林道支線2号との三又地点から馬場林道(?)とを結ぶ

 青息吐息で登って下る勾配区間の連続する峠越えフラットダート  

 ↓緩いカーブの勾配区間がどこまでも続きます。区間的に急激なものとなりま
  すが、ダートラン的にはほとんど苦もなく、まあまあ楽しめる感じです。


……こんな感じ……
■小名沢線、大根屋敷線から接続しているダート林道。その道程は登坂区間と下り区間にはっきり分かれ、途中、平坦区間のほとんどない全線勾配林道になっている。路面には定期的な整備が入っているのか、フラットな砂利ダートには荒れもなく、カーブも緩めのものとなっていた。したがって常識的に走行する限りにおいてはとても走りやすい。ただし、山中を行く林道ゆえに森の木々に、その沿道は囲まれて景観的なものは望めないが、ダート走行そのものを楽しむには、十分なボリュームとなっている。ちなみに、馬場林道支線2号…すなわち小名沢線との見方もあるが、ここでは独立した林道としておきたい。途中にはガレた中の松線を分岐する。

■馬場林道支線2号が始まる小名沢線との接続地点(前方右手から直進方向)です。ちなみに画像はこの接続地点から分岐している大根屋敷線側から眺めたものですが、両林道はご覧の通り1本道でつながっており、それと言われなければ、ここから林道名が馬場林道支線2号となることには全く気が付きません。ここには林道標もないし…。
■小名沢線との接続口からそのまま直進する形で馬場林道支線2号を進みます。すぐにダートは登坂路となって右カーブしていますが、その途中左手に荒れた小屋がありました。これも林業系の作業小屋か資材小屋なのでしょう。ここには特に何もないので、すぐに前進再開です。
■クネクネとカーブした登坂路が続きます。ダート路面自体は接続していた小名沢線のそれと全く変わないフラットな砂利質ですが、コース的には小名沢線よりカーブは少なく、ゆったりした曲がりになっているようです。したがって、基本的にはとても走りやすいのですが、勾配角度がやや急角度になっています。
■ダートにそって登坂して進むと徐々に傾斜角度が増してしまい、この切り返しカーブで一挙に急激なものとなりました。どうもこの先近くに峠があるようで、ラストスパートを仕掛けているような感じです。なお、周囲は山の木々に囲まれており、視界は全くきかないので、ここはよそ見せずにダート走行にのみ集中します。ま、特に神経を遣うほどの路面じゃないんですけどね。
■切り返しの急坂を登坂しきると、今度はすぐに下り坂になりました。ということは峠を越えたということですが、そこには気に留めるようなものは何もなく、気が付いたらいつの間にか下りになっていた、といった感じです。で、ここから始まる下り区間もかなりの傾斜角度なので、ゆっくり進まないとコースアウトもあり得るでしょう。
■相変わらず視界のきかない山肌の急坂を駆け下って進むと、こんな感じにちょっと開けたカーブが現れました。視界を遮る路肩の木々がないので、はるか先まで抜けるような眺望が望めます。馬場林道支線2号で唯一の眺望区間になっており、この部分だけ路面も平坦になっているので一服付けるにはもってこいのポイントです。
→眺望を眺める!
→天を仰ぐ!
■馬場林道支線2号唯一の眺望ポイントを過ぎると、また急坂が始まりました。ここもけっこうな傾斜角度になっていたので、撮影でもしておくかとXRを停めた瞬間、何やら下から軽トラのエンジン音が…。基本的には絵にならない場合は、車や人は入れずに撮影しているので、何とも間の悪いタイミングです。しかも滅多に通行のないこんな林道の急坂の途中で…。仕方がないので行き過ぎるのを路肩で待っていたら、ちょうど真横で軽トラは急停止、いきなり顔を出してきたのはこの時季たまに見かける視線のギラついた山師ハンターでした。

りんどう君(おい、何なんだよ、早く行ってくれないかな…)
ハンター 「おれ、ハンターやってんですけど、ヤマドリ見なかった?」
りんどう君「いや、見てないすよ(ウソついちゃった…)」
ハンター 「あ、そう…」
りんどう君(おれも林道ハンターだけど、殺生だけはしないんだぜ!)

挨拶するでもなく急停車で横付けしていきなり獲物の話をされてもねぇ。ホントはこの手前の区間でダートを横切るヤマドリを見かけてはいましたが、適当にウソを言っておきました。
■山師ハンターをやり過ごしてさらに下っていくと、右手カーブの途中にダート分岐がありました。こちらは中の松線の入口で、行き止まりのピストンになっています。その入口には廃小屋が立っていますが、破れた入口が車庫のようにも見える、何やら怪しい感じのボロ小屋です。林業系の資材小屋かなんかでしょうが、引き抜かれた中の松線の杭状の林道標が立てかけられていました。ちなみにこの中の松線は部分的にガレているので、自信のない方は入らない方がよいかもしれません。
→中の松線に突入!
■中の松線の分岐を過ぎてひたすら続く下り坂に沿って進みます。相変わらずの急傾斜ですが、しばらくすると前方に切り返しの急カーブが現れました。一気に下りきれずに切り返しで高低差を稼いでいる感じです。いくらフラットな路面といっても、急ブレーキをかけるとズってしまうので、エンブレを効かせつつ下ります。
■「…!!」切り返し急カーブを曲がり、なおもダラダラと続く坂道を下ってゆくと、まさかの遮断ゲートの出現です! すぐその先には馬場林道だと思われるダートがあるというのに…。今来た道を再び引き返さなければならないのかと思うと、一気に疲労感が込み上げてくる思いです。ま、それはさておき、ゲート付近を眺めてみると、そのすぐそばに林道標が設置されており、どうやらここが馬場林道支線2号の終点(起点)になっているようでした。
→探索終了!
→引き返して大根屋敷線に向かう!
→引き返して小名沢線に向かう!
→ゲートを振り返る!
→分岐地点の様子を眺める!
→?!