No.F-066
畑小屋線 |
■昭和村 ■全線ダート ■接続→大窪線 ■大窪線から分岐して「畑小屋」地区とを結ぶ |
大きく開けた山肌に沿って駆け下る爽快感溢れた好印象な全線ダート |
……こんな感じ…… ■山の尾根筋に沿って延びる大窪線から分岐、 山肌を下って「畑小屋」地区(R401号線方面)とを結ぶ山裾との連絡林道。コースそのものが高所に位置しているため、沿道の雰囲気は開けた感じで分岐元の大窪線に劣らず爽快である。路面は砂利質で部分的にガタガタ区間もあるが、基本的には走りやすい。大窪線から分岐すると終点まで下り坂が連続、途中に眺望ポイントを交えつつ山肌に沿って縫うように下り、終盤に現れるゲートを過ぎると、それまでとはうって変わって周囲を木々に囲まれた広葉樹林帯の真っ直中を進むことになる。沿道には杉やヒノキの造林地帯が無いため、雰囲気はとても良い。ただし、探索時においては林道標の存在は確認できなかった。 |
■大窪線から分岐している畑小屋線の入口です。 大窪線をR400号線(舟鼻峠)方面からやって来ると右手に現れ、分岐自体はすぐに気が付きますが、すでに朽ちて消滅してしまったのか、この畑小屋線には林道標が見当たりません。とはいえ、大窪線には舟鼻峠方面からだとここまでの間に分岐はなく、畑小屋線の分岐が最初のものになっているので、大して悩むことなくそれと分かるでしょう。当林道は尾根筋から山裾とを結んでいるので、すぐに下り坂が始まっています。 | |
■山肌に沿ってダラダラと下り坂が連続します。この下り坂はダートの途切れる終点の「畑小屋」地区まで断続的に続いており、よって大窪線側から入線すると常に山裾方面を見据えながら進むことになるため、なるべくこちら側から入線したいものです。 | |
■路面はやや目の粗い砂利ダートであり所によってはゴツゴツとした感触です。飛ばしているとズッてしまうかもしれませんが、基本的には走りやすいのでストレス無く進めるでしょう。高所に位置しているため、上空が大きく開けてとても開放的であり、秋口には路肩に茂った枯れススキに季節を感じつつ、山肌に点在する紅葉も同時に楽しめる爽快な区間です。 | |
■おや、とある左カーブ地点で山肌から滴るように流れ落ちる小さな滝がありました。ここに付近の沢水が集まって来ているのでしょうか? 迫力ある、とまではいきませんが、せっかくなので立ち止まって眺めておきます。
→滝を眺める! |
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■滝を後にして先へと進みと、荒れているというほどではないですが、ややゴツゴツとした区間に差しかかりました。雨水でえぐられたのか、右手路肩には深い溝が走り、路面にはこぶし大の岩屑が散乱しています。ま、山肌に沿って延びる山岳林道なので、こういう箇所もあることでしょう。 | |
■その後もガタガタとした路面が続きます。この地点の急峻な山肌といい、不自然に盛られた路面の黒みがかった土の色から察するに、ここは路面崩落が発生した跡くさい気がしました。そのせいか、左手路肩のススキの茂り方も心なしか薄いようで、おかげで、この場所は最高のビューポイントと化しているようです。
→眺望を眺める! |
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■その後、路面は再び元の砂利ダートにもどってさらに下り進むことしばし、周囲が樹木に囲まれ始めて、だいぶ下ってきたなと思うと、やがて前方にゲートが現れました。サビまみれで一見すると死んでしまった(廃止された)ゲートのようにも見えますが、どうやらこれは生きているようです。探索時にはオープン状態にありましたが、冬季などには閉鎖されるのかもしれません。 | |
■ゲートを過ぎてもダートはなおも続きます。ここから先は広葉樹林の真っ直中を進むことになり、緩い下り坂のストレート区間が連続していました。山裾に位置するということで眺望などは望めませんが、両脇に展開する紅葉の美しさは恐いくらいです。 | |
■紅葉の真っ直中をゆっくりと進んでいくと、やがて森が開けて前方に「畑小屋」集落の民家が見えてきました。残念ながらダートはここまでであり、林道標が無いので正確なところは不明ですが、ここが畑小屋線の終点になっているようです。 このまま道なりに1本道の舗装路を延々と進めばR401号線「大芦」地区に抜けられます。
→振り返る! |
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■大窪線との分岐地点からダート終了地点までの間には林道名を示す標識類は一切無く、ひょっとしたらその先にあるかも、との期待を込めてズルズルとR401号線との合流地点である「大芦」地区まで来てしまいました。でも結局、林道標は見つけることができず、仕方がないのでここにあった「↑界 ←畑小屋」との道標を撮って、今来た道を戻ることに。ただし、ここまで来てしまうとダート終了地点までは5キロもあるので、往復10キロのガスの無駄というか、道のりは長いですよ…。
→探索終了! →引き返して大窪線に向かう! |