探索日 2009.03.21
No.F-067

寺山線 ■いわき市 ■半ダート ■分岐→馬ノ上線
■いわき市「葭平」地区付近から「滝ノ上」地区付近とを結ぶ

 落ち着いた雰囲気で杉の造林地帯をのどかに抜ける完抜け半ダート  

 ↓少々藪っぽい地点もありますが、寺山線は生活道路にもなっているので基本
 的には荒れガレ無しでいたって走りやすく、穏やかな雰囲気が漂います。


……こんな感じ……
■馬場山(723.5m)周辺の滝ノ上線を中心とした林道密集地帯に延びる完抜けの半ダート。「葭平」地区方面と「滝ノ上」方面とをショートカットするように延びており、葭平側の起点では馬ノ上線と接続する。起点で接続する馬ノ上線には若干の荒廃が見られるが、寺山線は途中に民家への入口が存在する生活道路も兼ねているため、路面状況はとても良好。沿道一帯には杉の造林帯が広がるが、手入れが行き届いているせいか暗さは見らず意外と明るい雰囲気に。葭平側から入線すると僅かな上り坂となったクネクネ道が続き、基本的には平坦路の穏やかなコースでのんびりと走行することができる。ただし、僅かな長さであるが、途中で舗装区間が現れてしまう。

■県20号線から「遠野トンネル」付近にて「葭平」地区へと向かう道に進むと、右手に現れる遅川線の入口を過ぎた先にて左折 (画像では右手方向) するこの地点に行き着きます。特に何の変哲のない分岐地点ですが、寺山線の起点へ行くにはここを左折、登り坂を少し進むと舗装が途切れて馬ノ上線との分岐地点になっている寺山線の起点が現れます。林道密度の高いこのエリアでは、各林道が複雑に絡み合っているので、とりあえず起点の手前から紹介しておきます。ちなみに、画像では前方左手方向が県道方面です。
■で、ここが寺山線の起点になっている馬ノ上線(左方向)との分岐地点です。ここには寺山線の林道標が設置されていますが、ただし、それによって分かるのは林道名のみ。あらかじめ付近の林道網を把握していないと、それぞれがどこに通じているのか、またどちらに向かえばよいのか途方に暮れてしまうかもしれません。
→起点を振り返る!
■左手に分岐していく馬ノ上線を後にして寺山線を進みます。さほど交通量もなさそうな辺鄙なダートであるのに、路面はよく整備されているようで、真新しい小砂利がザクザクに敷き詰められていました。路肩には杉の苗木がポツポツと植林されています。
■ダートはごく僅かに登り坂がかっていたような気もしますが、ほとんど平坦コースといってもいいでしょう。多少、砂利の深い箇所もありましたが、いたってのどかな感じです。沿道沿いに広がる杉林には手入れが行き届いているせいか、陰鬱な暗さは無く明るい雰囲気です。山間の窪地ではこのように土盛りして道を通している区間もありました。
■その後、道筋に現れたワダチ区間です。夏場にはそこそこ雑草が勢いづいていそうな感じですが、路肩に茂った雑木も冬枯れで葉を落として見通しも良好。道すがらの眺望こそ望めませんが、シンと静まりかえった静寂な雰囲気がとても良い感じでした。
■山間の谷間、というほどでもないですが、山の斜面と斜面の間に細長く続く荒れ地のような箇所を抜けて進みます。冬枯れ一色の人気のない荒涼とした景色が続き、どことなく侘びしさを感じてしまいますが、それがまた何ともいえません。
■山間の荒れ地を抜けて再び杉林の森に差しかかると、行く手にこのような十字路状の分岐が現れました。ただでさえこの付近は林道が複雑に絡み合っており、それを探索するだけでもそれなりに時間がかかるので、さてどうしたものかと思いきや、どうやら分岐は民家への入口になっているようでした。よって寺山線は生活道路を兼ねていることが判明。ちなみに、ここから終点までは路肩に電柱が立ち並んでいます。
→付近を調べる!
寺山線は生活道路を兼ねているので、住民の方へのインフラ整備の一環かどうかは知りませんが、十字路分岐の少し先にていきなりダートが舗装路に…。
■そして、てっきり終点まで舗装状態であると思いきや、なぜかダートが唐突に復活。虫食いである理由がよくわからんですが、電柱の立ち並んぶ誇りっぽいストレートが現れました。ただし、ここまで来れば終点はもうすぐそこで、ラストスパートといったところです。
で、やがて現れる終点はこんな感じに。何の変哲のない舗装路とのT字路になっており、左折すればやがて滝ノ上線、滝ノ上1号線に接続して複雑な林道網の中心地域へ、右折すると「滝ノ上」地区を経てR49号線に抜けられます。ただし、ここには寺山線の林道標がポツンと設置されているのみで、行き先標識などはありません。現在地を把握していないとあっという間に進むべき方向に迷ってしまうので注意して下さい。
→探索終了!
→引き返して馬ノ上線に向かう!
→終点を振り返る!