No.F-082
大戸沢支線 |
■いわき市 ■全線ダート ■接続→銅山線 ■銅山線から分岐して山中に延びる |
鬱蒼とした山深い山中に分け入るピストンだが、路面的には走りやすい |
……こんな感じ…… ■銅山線から分岐して加路川に沿って山奥へと分け入るピストン林道。路面は基本的には砂利質だが、徐々に砂地ダートっぽく変化して最終的には山道じみたものへと変化していくが、中間地点に木材搬出用の土場が存在するため、そこまでは走りやすいダートが続く。沿道は植林地帯もしくは深い森林に囲まれて景観的なものは何も望めず、始終薄暗めなダートを進むことになるが、路面的には安定しているので悪い雰囲気はしない。純粋にピストンでダート走行を楽しみたい、という場合にはちょうど良いだろう。なお、当林道にはゲートも存在するが、入口地点ではなく、なぜかやや進んだ地点に設置されている。終点には屹兎屋山、猫鳴山への登山道入口もあり。 |
■大戸沢林道、正式には「敷屋林道大戸沢支線」という名のピストンで、 起点はR399号線から銅山線を少し進んだ地点にあります。銅山線からの分岐地点は国道方向からやって来ると直進方向が大戸沢支線で、右折側が銅山線となっており、やや紛らわしい気もしますが、付近の路肩を調べると直進側に林道標が設置されているのですぐにそれと分かります。 | |
銅山線から分岐して大戸沢支線のダートを進みます。幅員は広く、僅かに登り傾斜がかかった路面はややズルズルとした埃っぽい砂利質ではありますが、いたって走りやすい区間が続きます。「支線」などと名付けられているので、それなりの低規格な路面状態を予想していましたが、意外と整備は行き届いているようでした。
|
|
■走りやすい分だけやや単調な緩い登り坂を進んでいくと、やがて路面を覆う砂利が薄くなり、岩盤などが頭を覗かせて若干のガタガタ感を感じるようになってきました。よって、いよいよ本格的にいわゆるピストン林道らしい区間が始まるのかと期待して前進しますが…。 | |
■なんと、その先には無情にも閉ざされた例の仕掛けが! どうせゲートを設置するのなら起点のすぐそばにすればよさそうなものですが、おかげでここまで期待して進んでしまいましたよ。なんとも無粋な展開に興醒めしてしまい、見るからにたやすい強○突○もその気にならず、ここはあえて身を引くことに。
→振り返る! →ゲート脇を調べる! |
|
■で、予期せぬゲートの存在にやる気を削がれ、その気になれず身を引いた前回の探索から経過することおよそ10ヶ月。 少しは状況も変わっているかと再び大戸沢支線を訪れてみたものの、 相変わらずのゲートクローズド状態に二度も身を引くわけにはいかず、今回ばかりは問答無用の速攻でゲー○脇を攻略、その先へと続くダートへ突入させていただきました。 | |
■ゲートを越えてさらに前進しますが、ゲート手前のガタガタ感は部分的なものであったらしく、その先には目の細かな小砂利というか砂地のようなフラットな路面状態が続きました。で、そんなダートをしばらくたどって進と現れたのがこの分岐地点。鬱蒼とした森の中を登坂分岐している右手側は落ち葉まみれであり、あまりよろしくない路面状態は極端な通行の少なさを物語っていました。おそらく作業道の類と思われたので、ここは左手側に進路を取って前進することに。
→路肩を調べる! |
|
■作業道分岐を左折して前進しますが、ピストンにしては快適すぎるほどの心地よい区間が続きました。ゲートにて封鎖されているため、極端な通行量の少なさに起因する若干の荒廃感でも見られるかと思っていただけに少々意外な展開です。未知なるピストン探索では、いわゆる当たり、ハズレは時の運でもありますが、この状況ならば当たりと言ってもいいかもしれませんね。 | |
■「あ、土場だ!」心地よく蛇行したフラとなダートをその後も進むことしばし、広場のように開けた土場が現れました。片隅には伐採された木材が積み上げられ、砂地っぽい路面には木材搬出トラックのタイヤ跡なども見られたことから、やや草むして寂れた感じではありますが、木材集積場としての機能は現役な模様です。もちろん探索時にはトラックや作業員の姿は幸いにして見られず。 | |
■土場を過ぎてもダートはさらに続きます。モコモコとした砂地のような路面に杉の落ち葉が堆積して、土場まではたまに木材搬出のため車両が入り込んでくることもあるようですが、ここに至ってはもはやそういうこともないようです。 | |
■これなら荒れているというほどでもないですが、路面は所々で土がえぐれて僅かに荒廃が進んでいる模様。降雨時の雨水の影響だと思われますが、ちょっとしたクレバスなども形成されていました。ここは路面表層の砂が流失しているのでガタガタ感がちと大きい感じに。 | |
■「支線分岐発見!」若干の荒廃感が現れ始めたダートをなおも進むと右手坂をに下っていく分岐がありました。ここも調査せねばなるまい、と思って入口からその先を眺めてみますが、すぐ先にて路面を塞ぐ巨大な岩石群がゴロゴロと! この右折分岐は前方の坂を下った地点で沢を渡っているのですが、どうやら大雨時の沢の氾濫によって渡河地点が消失してしまっているようでした。
→右折分岐の様子をうかがう! |
|
■名無し支線突入は諦めて本道を進みます。道筋事態ははっきりしていますが、ダートの雰囲気は次第に山道じみた様相に変化。閉鎖的で薄暗くあり、状況的にはそろそろ終点の近い末端区間に差しかかってきたような感じです。この先どれほど進めるのかは分かりませんが、とりあえず前進です。 | |
■「むぅ、やはりここまでか」路面が山道じみたものに変わると、その少し先のかような地点でダートはプツリと途切れてエンドになりました。まあ、予想通りの展開ではありますが、ここから先はただの「森」であり、もう道は延びていません。山中のどん詰まりのような終点ですが、路肩には「屹兎屋山 猫鳴山 2km」 と記された道標がありました。どうやら大戸沢支線の終点は登山道入口にもなっているようでしたが、登山はやらないのでここでの長居は無用ということで、早々に今来た道を引き返して大戸沢支線の探索は終了となりました。
→引き返して銅山線に向かう! →探索終了! |