西部線

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■西部線の探索中で最も崖崩れを意識させられた箇所がここだったかな。粘土質のような黄土色の斜面は上部が崩れかけており、路肩には大小無数の岩がぶちまけたように散乱していました。やはり穏やかそうに見えてもここは林道。林道では必ずやどこかで崖崩れが発生しているということか。
→斜面を眺める!
■崖崩れ地点を過ぎるとコンクリ橋が現れました。手持ちの地図によれば、付近を流れる河内川の支流の沢みたいです。とりあえずいつものお約束でその流れを眺めておきましょう。
→沢を眺める!
■その後少し進むと再びコンクリ橋が現れます。やはりこれも付近を流れる河内川の支流の沢みたいですが、ここで「付近を流れる河内川」といってもどこの川であるのかさっぱりでしょうね。手持ちの地図の受け売りなので、そう述べている自分もさっぱり分かりません。
→沢を眺める!
■路面の中央にこれ見よがしにドスンと落ちていた岩石。左手にはいかにも脆そうな岩石の露呈があるので、そこから転がり落ちて来た物と思われます。これが一般道での出来事ならば一大事ですが、ここは林道です。これくらいは珍しくもありませんね。あからさまなその様子がいかにも林道らしくてイイ感じですよ。
■そして次は路肩崩落ですね。実に分かりやすい形でボコっとヤラれていましたよ。ただし、すでに赤テープが張られ、赤でスプレーされた注意を促す石が置かれており、ここは復旧待ち状態であると推測できました。春先の林道ではよくあることです。
→崩落を眺める!
■おお、これはきれいだな! その後も西部線のダートをたどって行くと、やがて遠方に白い雪をかぶった山の頂きが見えてきました。山には詳しくないのでよく分かりませんが、方向的には付近に位置する河内山(1124.3m)みたいです。春先の林道探索ならではの美しい光景ですね。
■なだらかに下りながら右手に位置する谷間を回り込みますが、この見通しの良い下りの絶妙なカーブ具合は実に心地良いな! 高速巡行も悪くはないと思ってしまうような素晴らしいコースが続きました。このような爽快な区間に遭遇すると改めて林道に来て良かったと思ってしまいます。
→景色を眺める!
■そして西部線でラストとなるコンクリ橋を跨ぎます。実際に現地を走っているとそれは実感できませんが、地図上ではそろそろ奥西部線の分岐地点が右手に現れるはず。というわけで、知らず知らずのうちに西部林道も終盤近くまで進んで来てしまったようです。
→沢の下流(右手)を眺める!
→沢の上流(左手)を眺める!
■残念な景色となっていた最後のコンクリ橋を渡ってしばらく進むと、左手に別れる奥西部線との分岐地点にたどり着きました。ここで奥西部線へと進めば二岐温泉へ、そのまま西部線を進めばR118号線岩瀬湯本温泉付近に出られます。ちなみに、探索時には通行止め看板と赤テープで今やって来た方向が塞がれていましたが、それは途中にあった路肩崩落のための暫定的な処置でしょう。ただし、釣り師の四輪によってすでにぶった切られていましたけどね。ちなみに、ここには黄色い鉄板タイプの西部線の林道標と、木杭タイプの奥西部線の林道標が設置されています。
→林道標を眺める!
→振り返る!
→奥西部線に突入!
■奥西部線との分岐地点を右折して西部線本道をさらに進みますが、林道はここから蛇行しつつ下ってR118号線方向へとさらに続いているようです。本来ならばそのまま奥西部線へと進みたいところですが、ここまでやって来たら西部線のラストまで走ってみたいのでこちらを進みます。
→右手を眺める!
■連続する下りを降りて行くと、ここにも路肩崩落箇所がありました。路肩に注意を促すコーンが並べられていたのでそれと気が付きましたが、こんな感じなので見た目的には大したことなさそう。でも本当はかなり危ういその状況はここからではなく、もう少し進んでみるとよく分かりますよ。
■実は危機的状況にあった崩落現場を過ぎてさらにダラダラと下って進みます。ここまでやって来れば、もう西部線のダートは終わりに近いので、早くその末端地点を見極めて先述した奥西部線へと進みたい気持がはやります。
■さらに下ることしばし、ここでダートが途切れて舗装になりました。でもここには林道標は設置されておらず、そのため西部林道の正確な終点はよく分かりませんでしたが、ここから先はもう舗装路です。よって事実上の終点とみなしても構わないと思います。というわけで延長距離、雰囲気、走り心地共に素晴らしかった西部林道の探索はここまで!  そしてこのまま直進してR118号線へと退出してもよいですが、未探索であるのならば奥西部線へと向かうのがベストでしょう。
→振り返る!
■ちなみに、そのまま舗装路を下って進むと左手に切り返す形で河内線の入口が現れます。河内線はここから二岐温泉まで3キロの林道ですが、残念ながらフル舗装状態に。ただし河内線を進むと、西部線から分岐する奥西部線の反対側の入口となる二岐温泉まですぐに行くことができるでしょう。行き先表示板が掲げられているのでそれはすぐに分かります。
→引き返して甲子線に向かう!
→探索終了!