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JR水郡線「東舘」駅にほど近い県230号線沿いの関岡「天神沢」地区にある天神沢支線林道の起点です。町の中心地からさほど遠くもない住宅地の中の何気ない曲がり角にぽつんと林道標が立っていますが、そういう意味ではとても目立たない林道入口でした。意識してやって来ないと見逃す恐れがあるかもしれません。なお、起点のに架かる県道の橋は林道名でもある天神沢の流れでしょうか。
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県道から天神沢支線林道へと入って民家の脇を抜けて行くと、すぐに山林内部へと進んで行きますが、その直前で右折する大沢林道の起点を発見! 右折したすぐ先でダート化していた草深そうな大沢林道ですが、地理院地図では天神沢沿いに進んで「飯野」地区へと抜ける破線で示されています。ただし、今回は時間の関係でパスしたため、実際に通り抜けできる状態にあるのかは不明。
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大沢林道分岐を過ぎて山林内へと進みますが、路面はぶ厚いコケに覆われていました。そこに落葉が降り積もって、ここはアスファルトであるのにワダチが形成されています。まあ、これで天神沢支線林道の車両の通行量がうかがえるというものですね。
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薄暗くてどことなく陰気な趣の漂う天神沢支線林道。コケによるスリップに注意しながらWRを進めますが、現在時刻は午後3時を過ぎました。ただでさえ薄暗い林道がより暗く感じられ、林道の気温も徐々に低下してきたらしく、とても寒々とした雰囲気です。
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現在地の標高はおよそ250mほど。標高300mの林道最高所地点を目指して細かく蛇行しつつ登坂していきますが、険しさを覚えるような急坂は無かったです。カーブで距離を稼いでダラダラと登っていく感じです。
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高度が上がるにつれて路面にはびこるコケは消えましたが、その代わり落葉がザクザクでした。そして堆積した落葉にヘッドライトの光が堆積した落葉に反射しています。夕暮れにはまだ早いのですが、それでも山の日暮れは里よりも一段と早いことを実感させられました。
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具体的にはこんな感じ。上空はまだ昼間の明るさなのに、山林内に延びる林道はかなり薄暗かったです。寒さが身に凍みる年の瀬も迫った冬のこの時期、ただでさえ人が立ち入らない林道ですれ違う車両があるはずもなく、寒々とした寂寥感をひしひしと覚えます。
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林道沿いの山林は「森」というよりも、どこか陰気な藪山っぽかったし・・・。
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天神沢林道での寒さついてですが、それをよく表していた箇所がここ。アスファルトの路面に堆積した泥濘が永久凍土のごとくガチガチに凍り付いていました。画像では実感できませんが、これでも山の気温は0度に近かったので。うぅ、縛れるぜぇ・・・。
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おお、やったぜぇ! 冬の寒々とした舗装林道をその後も進んでいくと、左折ダートの分岐を発見! そこに設置されていた林道標によれば「砂崩下大沢林道」とのことですが、なんと、こんな所に砂崩下大沢林道の入口があったとは! 実は天神沢支線林道を訪れた真の目的はこの砂崩下大沢林道にありました。情報によればそこそこに荒れたダートらしく、どんなものかと以前から訪れてみたいと思っていたんですね。ただし、なにぶんにも超マイナー林道につき所在場所がわかりません。そしておそらくこの付近であるとの目星をつけて、密かに期待しつつ天神沢支線林道へと乗り込んでみたのが見事に当たってしまったというわけ!
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砂崩下大沢林道の分岐を後にして、まずは天神沢支線林道をその先へと進みます。なお、ほとんど林業活動の気配が感じられなかったで天神沢支線林道ですが、途中、一カ所でだけそれらしい箇所がありました。ここでは路肩に伐採された樹木の幹が打ち捨てられており、その手前では伐採跡の斜面も見かけましたよ。でも土場は無かったです。
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天神沢支線林道の最高所地点はおよそ標高300mですが、気がつかぬ間にそのピークを通過して道は下り坂となりました。おそらく坂を下りきれば終点なのでしょう。そんな予感がしつつ冬枯れで落葉にまみれの舗装路をダラダラと下って行くと・・・。
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やがて2車線舗装路に合流して終点となりました。ちなみに合流する2車線舗装路ですが、町道であると思いきや、実は「ふるさと林道」というやつなんですね。その名は天神沢林道。つまり、この2車線舗装路が天神沢「支線」林道の本線となっているわけ。ただし、一見さんではそこまで絶対に分からないと思います。なお、こちら側にも木杭タイプの林道標が設置されているのですが、路肩の薮に半ば埋もれているので天神沢林道側からだと少々分かりにくいかもしれません。目印はここを左折した直後にある「天神沢トンネル」ですよ。
→探索終了!
→振り返る!
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