ふと、なにげなく眺め上げた斜面には美しく整然とそびえるスギが林立していましたよ。
八溝山(1022m)周辺の森といえば、
ここからさほど遠くもない矢祭町茗荷地区の奥深くの
原生林的要素を保つ貴重なブナ林「八溝山天然林」が知られていますが、
実はこの地は明治中後期に大造林が行われたのを契機として
戦後、拡大造林が公汎に展開され、
「八溝林業地」とか「奥久慈林業地」と呼ばれる地域なんですね。
まあ、早い話が林業が盛んだということで、
特徴としては国有林率が高くて同時に製材業(国産材主)の集積地となっていることらしいです。
それを実感させてくれる林道沿いに広がるスギの美林風景でした。

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