尾根筋から薄暗い樹林の中に降りて「後はそのまま植林の中を下るだけ・・・」と思われた寺下林道でしたが、いきなり前方がパッと開けて小さな沢の源流とおぼしきささやかな流れを跨ぐ小さなコンクリ橋が現れます。橋上に立てば、樹木が伐採されて大きく開けた斜面を流れ下る沢筋と、まるで転げ落ちるかのような沢伝いの下り坂が行く手に見えていました。見所というほどでもありませんが、視界が抜けているのでちょっとした展望台みたいです。
→ 沢(上流 / 左手)を眺める! → 沢(下流 / 右手)を眺める! |
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その後、沢の流れ伝いに下っていくと、やがてダート区間は終了。植林の斜面を下る樹林の中で路面はアスファルト化してしまい、ダラダラと終点となる県66号線そばの「永井坂」地区へと一気に下っていくのみです。未鋪装区間はもう現れません。 | |
というわけで、やがて斜めT字路に突き当たったこの地点が寺下林道の終点。人通りもなくてひっそりと静まり返った永井坂地区のなにもない場所ですが、終点を示す木杭の林道標がぽつんと立っていました。なお、終点終点からは左右どちらに進んでもすぐに県道に出ますが、右折方向は小野新町方面、左折方向はいわき三和インター方面となっています。 | |
永井坂地区にある林道終点を振り返ってみるとこんな感じでした。どこにでもある田舎のただの曲がり角といった風情で、そこに林道標が立っていなければ林道である事にも気がつかないような何気なさ。ちなみに県66号線がすぐそばを走っているのですが、ここはわずかに県道から迂回した地点となっているため、意識して訪れないとまず見逃します。というわけで、探索終了時点での時刻は午後3時前でしたが、冬の夕暮れは早く、また寒さも増してくるため、本日のお宿にチョイスした塙町の「谷川の湯」へと向かい、三和町界隈ではまんざら悪くもなかった寺下林道の探索は終了。
→ 探索中止! |
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