小田川山下林道 / Odagawayamashita |
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2018.12.28 / No.F-196 |
[ 所在地 ]矢祭町 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]- |
その雰囲気は地味だが、残存ダートもあってビューポイントもある完抜け林道 |
矢祭町小田川「森下」のR349号線そばに位置する小田川山下林道にやって来ました。林道入口には鉄杭タイプの林道標が設置されていますが、国道から100mほど引っ込んだ中川を渡る端の対岸に位置しているため、偶然で発見できる可能性は低いと思います。
→ 林道標を眺める! → 振り返る! |
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小田川山下林道に入線すると、まずはよくある鋪装林道の趣で目の前の山林内に入ってそのまま登坂コースが開始します。「あぁ、ここも味気ない残念な林道なのか・・・」と、いささか意気消沈しながら鬱々と連続する坂道を登って進みます。 | |
でもその先で嬉しい誤算が・・・。入線直後の坂道をしばらく登っていくと、なんと、意外にもここでアスファルトが途切れてダートが出現したんですね。しかも全く荒れのない実に走り心地の良さそうな小砂利系のフラットダートです! | |
喜ばしいことに路面はダート化しましたが、林道入口からの登り坂は途切れることなくさらに続きました。しかも小田川山下林道には絶好の眺望ポイントも隠されていたようで、小砂利ダートを軽快に登坂していくと右手の植林が伐り開かれた地点に差しかかります。ここでは奥久慈の山々の果てしなく連なる稜線を独り占めで見渡せることでしょう。
→ 景色を眺める! |
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右手に冬の奥久慈の山々を眺めながら進みますが、ダートはすぐにまた植林の中へと入っていきます。当初、入口からは味気ないだけのフル鋪装林道にしか見えなかった小田川山下林道ですが、やはり実際に立ち入ってみないことにはその実情は分からないものだな。 | |
ただし、残存ダートは虫食い状態で鋪装に浸食されていた模様。途中、数カ所で短い鋪装区間が現れてしまい、そのつど「残念、ここまでか!」と意気消沈させられましたが、幸いにして虫食い鋪装はどれも短かったのでまあいいか。 | |
ここも短い鋪装区間が途切れた直後のダート復活地点。ダートに枯れ草が茂ってワダチダートが形成されていましたが、路面的には全くの荒れ知らずで快適にWRを進めることができました。たまに車の通行もあるようで、路面維持が適度になされているのだと思います。 | |
冬枯れで路肩には薮も茂っておらず見通しの良好なダートが続きますが、登り坂は傾斜が緩くなっても途切れることなく連続します。そして標高295mの小田川山下林道最高所地点を目指して林道入口からの高低差125mを登り詰めていきますよ。 | |
路肩の雑木が路面に落とした大量の枯葉をカサコソと踏み分けながらWRを進めていくと、やがて峠と思われる地点を通過します。とくに眺望が望めるわけでもなく、山越えする林道ではよくある無名の小さな峠で、気がつけば下りに転じていたといった感じかな。 | |
その後、ダート区間は終了。再び舗装路となり矢祭町高野「中高野」の終点を目指して一気に駆け下ります。連続するキツい下り坂でスピードがのってきますが、アスファルトに厚く堆積した落葉の上でブレーキをかけるとよく滑るので注意します。 | |
やがて左右に延びる町道に突き当たるとそこが小田川山下林道の終点でした。中高野集落の神社の脇に位置する出口には鉄杭および鉄板タイプの2つの林道標が立っていて、さらにここにはなぜかバリケードが2基置かれていたんだっけ。というわけで小田川山下林道の探索はこれで終了ですが、出口を左折すると県195号線に、右折するとR118号線に至ります。ちなみに林道名の一部になっている「山下」は、前方の左右に流れる小田川の対岸にある地区なのですが、なぜか川の向こうの地名が林道名に組み込まれているんですね。
→ 探索終了! → 振り返る! → 付近を眺める! |
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