稲沢北山本林道 / Inazawakitayamamoto |
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2018.12.29 / No.F-206 |
[ 所在地 ]塙町・棚倉町 [ 状態 ]完抜鋪装 [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]高渡平塩林道 |
林道らしく途中には土場もあるが、山本不動尊への参拝ルートも兼ねる完抜け鋪装林道 |
塙町台宿「稲沢」地区から山越えをして隣接する棚倉町の県231号線とを結ぶ稲沢北山本林道の起点です。塙町側の起点の位置は分かり難いですが、JR水郡線「磐城塙駅」から県立「塙工業高校」を目指し、その後は町道伝いに町立の「老人ホーム米山荘」方向に進むと、稲沢集落の外れに古ぼけた木杭の林道標が立っていますよ。この近辺の林道を詳細に紹介するサイトは見当たらず、鋪装もしくはダートであるかの事前情報は掴めておらず、ダートが残存する林道なのかを調査する目的も含めてやって来た次第です。
→ 林道標を眺める! → 振り返る! |
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起点の林道標地点からさっそく稲沢北山本林道へと入線すると、すぐにささやかな稲沢の流れを渡って舗装路が平坦に延びていました。林道には坂道が付きものですが、今のところそのような険しさは見られず、ただの田舎の町道と言った感じです。 | |
「やっぱり全線鋪装?」勾配区間が現れることなく、耕作放棄された田圃を眺めつつWRを進めていきますが、林道くささはおろか、一向にダートが現れるような気配がまったく感じられません。しかし、それでいながら、鋪装された道すがらには材木の積まれた土場がこまめに現れます。まあ、ここも「林道」に違いないということでしょう。 | |
その後も道すがらに土場が連続しました。途中に設けられたすれ違いのための待避所は格好のスペースらしく、そういう地点は土場に利用されていたみたい。一般道でそれをやったらクレームがつきそうですが、ここは林道なのでそれもOKとみた! | |
土場を通りがかってプ〜ンと新鮮なスギやヒノキ木材の香りが漂ってくるのはいいものですが、鋪装林道のくせに道すがらにやたらと土場が目について仕方なかったです。それにしても林道が鋪装されているのは木材搬出の効率化を狙ってのこと? くぅ、もう30年ほど早くこの地を訪れていたらなぁ・・・。たぶん付近の林道はダート天国だったと思いますよ。 | |
その後、植林の斜面が迫って次第に狭まる稲沢沿いに進んでいくと、山越え区間に差しかかります。相変わらず路面は鋪装されていますが、黒光りしたアスファルトはなんだか真新しかったです。ひょっとして訪れる直前に舗装化されてしまったとか? そのような事を考えながら登坂しますが、標高が上がったことで路肩に白い塊がちらほらと現れてきます。天気は晴れですが、やっぱり冬の林道は身が縮んでしまうほど寒いんだよな〜。 | |
ダラダラとしたコースで緩く登り詰めていくと、標高375mの峠地点が棚倉町との境界。しかし、はっきりと分かる地形になっていないため、どこが峠なのかいまいち不明瞭で、気がつくと下りに転じてそのまま棚倉町区間に入っていたといった状況です。あまり峠らしくないですが、それでも路肩から展望が望めたりもします。
→ 眺望を眺める! |
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峠を越えてた名倉町区間に進んでも道すがらの景色にあまり変化はなくて、そのままダラダラと緩い下り坂が続きます。黙々と舗装路を進んでいくと、やがてアスファルトの路面が濡れてきますが、これって別別に雨が降ったわけではありません。夜間に林道に降った雪が日中の気温の上昇で溶けた跡なんですね。 | |
それが証拠にそのまま進んでいくと、日陰地点に溶け残った白い積雪箇所を所々で見かけるようになりました。しかし、それ以上積積雪していることはなく、やがて右折する高渡平塩林道の分岐が林道標と共に現れます。稲沢北山本林道から棚倉町八槻「高渡」地区とを結ぶ完抜け林道ですが、このような場合はまず稲沢北山本林道の探索調査を優先。セオリー通り、いったん終点まで走破してから引き返して探索することにしておきます。
→ 林道標(高渡平塩林道)を眺める! |
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高渡平塩林道分岐を過ぎると下り傾斜がキツくなり、一気に下っていって県231号線に突き当たるとそこが2種類の林道標が設置された稲沢北山本林道の終点でした。そして県道を左折した先には「山本不動尊」があるため、県道への突き当たり地点は左右が参拝客の駐車場になっており、不動尊のばかでかい案内標が立っています。というわけで結局ダート区間も残存しておらず、山本不動尊にも興味がないのですぐさま今きた道を高渡平塩林道分岐へと引き返して稲沢北山本林道の探索はここで終了!
→ 探索終了! → 林道標を眺める! → やや、これは?! → 案内標を眺める! → 左折方向を眺める! |
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