群馬県指定天然記念物

入須川のヒカリゴケ自生地 昭和三十八年一月八日 指定
新治村入須川の雨見山南腹、通称川手山一帯には、流紋岩の洞窟群がある。これらの洞窟の
直射日光の当たらない湿り気のあるところにヒカリゴケが自生している。ヒカリゴケは蘚苔
類に属す、体長約一センチの緑黄色のコケである。光るのは原糸体がレンズ状の細胞ででき
ており光線を屈折反射するためで、淡黄色の光を出す。この自生地はヒカリゴケの量とその
美観で全国的にも有名である。                           

川手山の洞窟群及びズニ石 昭和四十八年八月二十一日 指定
川手山は新治村の須川最上流にある標高一一八三メートルの山で、洞窟群のある地域は川手
山森林公園になっている。この地域一帯は、凝灰岩質堆積岩とそれに貫入した石英閃緑岩か
らできており、熱水変質や浸食によって多数の洞窟や石門、岩塔が形成された。また、岩石
中には一〜三ミリ大のズニ石が多数形成されている。ズニ石は米国コロラド州ズニの高山で
発見された、含塩素アルミニューム含水珪酸塩で四面体の透明な結晶である。世界的にも産
出例が少なく、国内では数カ所で確認されているにすぎない。             

うむ、なるほど。
この付近は貴重な場所らしいですね。

→出発する!