ガソリン給油量 6.28L | 給油回数2回 | ガソリン代 1183円 | 総走行距離 144.6 km / ダート走行距離 0.0 km | トップへもどる |
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おはようございます! 現在時刻は午前6時。苫小牧へと向かうフェリーの中で迎えた北海道林道探索ツーリング2日目の朝です。昨夜は夜中にトイレに行ったくらいで思っていたよりもぐっすり眠れて良い目覚めです。そして朝一番で気になったのは北海道初上陸となる本日の天気ですが、外の様子を眺めるためデッキに向かいます。
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おお、雲一つない快晴じゃないですか! 爽やかな海風に吹かれながら前方右手の海を眺めますが、しかし、陸地は全く見えていませんね。現在、「さんふらわあふらの」は三陸沖を北に向かってだいたい21ノットくらいで航行中。一晩かけても北海道には思っていたほど近づいていなっかたというのが正直な印象です。
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デッキから眺めた見渡す限りの大海原。船上ではほとんど揺れを感じないほど海は穏やかです。しかし、苫小牧到着予定時刻は13:30。まだ7時間30分もあります。乗船後は基本的に寝るだけなのであまり意識しないですが、夜が明けてからはずっと起きているので、船内で到着まで過ごす時間がとても長く感じられるんだよな〜。
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海の様子を眺めたらまずは展望浴場で朝風呂。その後で朝食ですが、朝メシは昨日ファミマ大洗大貫店で購入しておいた「たっぷりクリームデニッシュ(108円)」と船内の自販で購入した紙パックの「特選北海道牛乳(140円)」。船内備え付けの茨城新聞を読みながら優雅にいただきます。 ちなみにレストランではバイキング形式の朝食(7:30〜9:30[ LO / 9:00 ])もありますが、お値段が1200円(小学生900円)もするので当然ながらパス。 |
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その後、午前中は寝台のテレビで何度も繰り返して放映されるB級映画をボ〜っと眺めて過ごし、午後は天気が良いのでデッキで過ごしましたが、到着時刻が近づくと、やがて水平線上に苫小牧港がうっすらと見えてきます。
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その後、速度を落としてゆっくりと苫小牧港の奥に進んでいきますが、進行方向右手には所狭しと並ぶ出光製油所のタンク群が見えています。
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港内の奥に位置するフェリー発着場に向かって微速前進中。ちなみに苫小牧港には「西港」と「東港」の2ヶ所があって、三井商船フェリーが発着するのは東港です。フェリー会社によって発着する港が異なるので注意してください。東港と西港とは一般道経由で25kmも離れているので、間違えるととても慌てます。
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やったー! ついに苫小牧(東港)に到着しました! しかし、残念ながらすぐには下船できません。下船準備が整い次第、案内放送に従って車両甲板に降りてバイクに乗って下船することになります。でもその待ち時間がまた長いんだよな〜。
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いや〜、しかし、密閉された車両甲板の蒸し暑さは強烈です! いざ車両甲板に降りても、そこで係員から下船の指示があるまで再び待つのですが、ここでもその待機時間がまた長かった! 皆さん、ジャケットやウェアを着込んだ状態でまだかだかと待機していますが、瞬時にして全身汗だく状態に陥ります。
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汗だく状態で待つこと20分くらい。ようやく下船の指示が出されました。係員に誘導されて、船内下層に位置する車両甲板から1台づつ順番にスロープで階層をあがってショアランプから船外に下船していきます。いや〜、やっとだぜぇ!
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うおおーーっ!! 北海道初上陸を果たしたその瞬間です! 関東から東北ならまだしも、まさか北海道までやって来るなんて! 去年の同じ頃には夢にも思っていませんでしたが、でも全国あまねく全ての林道を探索調査するためには仕方ねーな!
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いざ北海道に上陸したら、さっそく付近の林道・・・ではなくて、日高山脈が海に突き出す襟裳岬にほど近い様似郡の「様似町」を目指します。苫小牧港から道259を東に進んで「厚真町」からR235へと入って、その後はひたすら海岸伝いに進むだけですが、「苫小牧市」から様似町までの距離は一般道でおよそ140キロくらい。 北海道初上陸後、一般道を走った第一印象として強く思ったことは、とにかく道がストレート主体でガラガラに空いているということ。苫小牧港出発後は興奮冷めやまぬ状態でしばらく走り続けましたが、「むかわ町」で見かけたセブン鵡川文京町店で缶コーヒーを購入。ここでとりあえず休憩しておきました。 しかし、北海道初のコンビニがセイコマではなくてセブンだったのが少しだけ残念でしたが、まあ、そこいら辺のこだわりは別にどうでもいいか。 |
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苫小牧市から勇払郡厚真町を抜けてR235を順調に進み、その後、国道伝いにむかわ町を通り過ぎていきますが、さすが北海道。国道はガラガラで対向車もまばらです。時速80キロの巡航速度で進んでも、前を走る車に追いつくことはほとんどなかったな〜。
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途中、道すがらに見かけた牧場とお馬さん。R235は「サラブレッド街道」と呼ばれるだけあって、道沿いには牧場が無数に点在していていますが、でも牧場は次から次へと現れるので、いちいち立ち止まっていたらキリがないです。最初は珍しくて立ち止まったりもしましたが、やがてそういうこともしなくなりました。
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北海道上陸後の初給油は「日高町」のエネオス道南石油さんの厚賀SS。満タンで2.3L(418円)入りましたが、価格はハイオクL/182円でした。昨日、大洗港そばのエネオスタクマ大洗本店SSで満タンにしておいたのですが、140キロもある苫小牧〜様似の間を無給油では厳しいのでとりあえずここで給油です。
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その後も順調に走り進んで「新冠町」「新ひだか町」「浦河町」の順に進んで目的地の様似町までやって来たところで2回目の給油です。 今回の旅では「その日の終わりに必ず給油する」というお約束を決めてあります。北海道のGSは営業時間が短くて、早朝に出発したい場合、ガス残量が少ないと開店時間まで行動できないという問題があるんですね。というわけで本日の目的地の様似町での給油はエネオス南産業様似SSで4.25L(765円)。ハイオクL/180円でした。 |
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あー、それから様似SSではこいつにも給油をお願いしたんだっけ。1L入りガソリン携行缶ですが、しかも2本分も・・・。はっきり言って重くてかなり邪魔になりますが、結果的にはこれに助けられることになるので正解だったです。
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給油を済ませたら、国道から外れて本日宿泊予定の「旅館関白」を探しがてら様似町の町中を巡ってみます。しかし、通りを歩く人の姿もなくて鄙びているな〜。 ちなみに様似はかつての日高本線の終点だった町。日高本線は全長146.5キロもあって、以前は札幌から様似を結ぶ「急行えりも」が運行されていましたが、2015(平成27)に発生した高波で鵡川〜様似間116キロが運休となってしまいます。そしてそのまま復旧することなく2021(令和3)年に鵡川〜様似間はあえなく廃止・・・。 様似へと移動中、道すがらにも崩れ落ちた無残な鉄橋や赤茶色に錆びたレール、廃駅を見かけましたが、それにしても鉄道の消えた町はこんなにも寂れるのかと思ってしまいます。日高本線の終着駅の様似にも、鉄道華やかしき頃には鉄道ファンが大勢訪れていたと思いますが、鉄道が無くなった現在、訪れるのは廃線マニアくらいでしょう。 |
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様似漁港の岸壁でたたずんでみました。様似の港は江戸時代は北前船流通の重要拠点として栄えてきた場所で、訪れた時はウミネコが鳴いているだけで漁師さんの姿は見かけなかったです。現在はシシャモ漁や鮭漁、ツブ漁が有名みたい。
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岸壁からは海面を挟んだ反対側、漁港の南東の端に位置する「エンルム岬」がよく見えています。岬は標高67mほどの切り立った断崖の小山になっていて、その山裾に様似町「会所町」の民家が立ち並んでいます。 ちなみにエンルムという地名は、アイヌ語で岬を意味する「エン+ルム(突き出ている+頭)」に由来していて、道内の岬にはよくこの地名が付けられていたりします。 |
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