花園線

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■というわけで封鎖された名無し線とのT字路は左折するしかないので、そちらに進路をとって引き続き花園線の探索を続行します。花園神社から入線してここまで2ケ所のT字路が存在していましたが、そのいずれも片方向は封鎖されているので、進路の選択の余地はなく、ここまで事実上の1本道といってもよいでしょう。
■時折ぱらつく小雨の合間に濃霧が発生しました。民間の放置されがちな植林地とは異なり、ここはお国の管理する堂仏国有林。きちんと枝打ち、間伐されたスギの美林に濃霧がかもし出す幻想的なこの雰囲気はなかなかのもの。本降りだとさすがに困りますが、ぱらつく小雨程度であれば、水墨画の光景が味わえるでしょう。うん、これは良い感じだな!
■土場というには小規模すぎる木材集積場を通りかかりました。林道ぞ異によく見かける分収林とは造林者と土地所有者が伐採収益を分け合う山林。なので、成林後にはその伐採作業が行われます。というわけで、花園線は生っ粋の林業系林道であったようですね。
■そして杉の美林をさらに下って進むと左右に延びる大金田線に突き当たって花園線は終点です。ここに林道標の類は設置されていませんが、 T字路を右折すれば県111号線へ、 右折すれば県22号線方面へとそれぞれ至ります。ただし、右折側の県道への出口はゲート封鎖されているのでそのつもりで。さらに残念なことに、現在(2012.12)は右折側の地点にチェーンゲートが構築されてしまいましたが、左折側の県22号線方面についてはそのようなことはないようです。
→探索終了!
→大金田線に突入!
→振り返る!