大荷田林道 / Oonida |
林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 探索日 2012.11.24 / No.IBA-054 |
[ 所在地 ]常陸太田市・高萩市 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]- |
同名の鋪装林道と間違えやすいが、こちらはオフで楽しめるほぼフルダートの完抜け林道 |
県22号線を常陸太田市から高萩市方向(画像手前)に進むと、高萩市との境界すぐ手前の右手に入口がある通称「上君田林道」こと大荷田林道の入口にやって来ました。ご覧の通り、食指をそそるダートが森の奥へと延びる様子が県道からも一目瞭然ですが、目印としては「ここは常陸太田市里川町 北茨城大子線」と記された県道標識が入口脇に立っています。
→振り返る! |
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嬉しいダート状態で開始している県道からの入口の様子。林道ではおなじみの「水源かん養保安林」と「一般車両通行止め」の看板が設置されていますが、なぜか林道標だけはそこにありません。しかし、ここは「上君田林道」として各種林道系サイトでよく紹介されている林道なので、「ああ、ここが上君田林道か」と思ってしまいます。それともう一つ、付近の林道ではそうなっていることが多いのですが、県道からの大荷田林道入口にはチェーンゲートが万年封鎖状態で張られていることを付け加えておきましょう。
→ゲートを眺める! |
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林道入口に張られたチェーン◯ートの脇を失礼させていただき、いざ大荷田林道へと入線します。訪れたのは11月であったので、ダートは大量の落葉でまみれていましたが、路面はガタガタ感のある砂利が堅く固まったような状態。オフバイク的には走りにくくもないですが、さりとて極上に快適というわけでもない状況でした。 | |
ちなみに県道からの入口は、高萩市との境界となる峠のそばに位置しているため、入線するとすぐに林道の最高所地点(720m)に差しかかります。その後はなだらかに下っていくコースが続き、最終的には高萩市下君田「大荷田」地区の県22号線に突き当たるんですね。ちなみに高萩市側終点の標高はおよそ620m。峠付近で県道から別れて山林内を細かなカーブで距離を稼ぎつつ高低差100mを下って再び県道へと戻るルートです。 | |
県別地図上では分かりやすいコースの大荷田林道ですが、現地では見通しの悪い植林地帯をひたすら進んでいきます。現在、距離的にどれほど進んだのか把握しにくい状況が続き、途中では落葉と泥が混ざった泥濘じみた水溜まりもありました。 | |
道すがらにはスギとヒノキの植林の森の景色が広がるのみで、とくにこれといった見所もないですが、逆にひっそりと静まり返った林道の静寂さが良かったです。そして先述した通り、ダートにガタガタ感はあっても「荒れ」を意識させるほどではありません。のんびり急がずにまったりとオフを楽しむことができました。 | |
やがて前方が大きく開けた見晴らしの良い地点に差しかかりました。基本、植林地帯に延びる林道なので、景観的なものは望むべくもない大荷田林道ですが、唯一、中間地点付近では見晴らしがきくんですね。いかにも植林地帯らしい伐採地の光景が果てしなく広がります。
→景色を眺める! →上空を眺める! |
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世間一般的に眺めれば、そこは殺風景なハゲ山にしか見えない、広大に開けた伐採跡地の斜面を眺めつつ進んでいきます。しかしその一方で、オフをこよなく愛するライダーにとって、ここはため息の出るような素晴らしき景観の望める場所と言えるかもしれません。すなわち、見渡す斜面一面に魅惑の作業道ワールドが展開されていたんですね。
→景色を眺める! |
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そんな魅惑の作業道群への入口となっているのがこの地点。直進する大荷田林道に対して左右に十字のか田値で作業道が分岐している地点です。探索時には立ち入ることはしませんでしたが、とりあえず左右の様子だけは眺めておきますよ。
→右折側を眺める! →左折側を眺める! |
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作業道の張り巡らされた伐採跡地を過ぎると、再び山林の中へと入って下っていきます。植林に混じって点在する雑木のささやかな紅葉を眺めつつ、味わい深い秋のもの悲しい静寂さに包まれた林道の雰囲気を堪能しながらの前進となりました。 | |
切り返しの急なカーブで一気に下るシーンもありました。前半と比較して、後半区間の方がより細かなカーブが連続して現れるみたいです。と言っても険しさは感じるほどではなかったですけどね。順調に問題なく進んでいきます。 | |
植林地の隙間を縫うようにして続く大荷田林道のダート。基本的には荒れやガレの類は皆無であり、路面維持の行き届いているダートですが、両脇に秋枯れした薮が迫って草深い区間もありました。路面に蔓延る雑草で少しフカフカ感がありましたが、それは関係車両以外に立ち入る車両のない通行の希薄さによるものでしょう。 | |
それだけで車両の通行の少なさを感じてしまうような、大量の落葉に埋もれた大荷田林道の路面。予想通り対向車が現れることはありませんでした。起点終点共にゲート封鎖されている林道なので当たり前ですが、林道の隔絶感とひっそり感はかなり大きいです。 | |
どれほど進んだでしょうか。やがてこの地点でダートは終了、その先にアスファルトが現れました。下君田「大荷田」地区の県道へと突き当たる終点はもう近いみたいです。となれば気になる事はただ一つのみ。そう、出口側のゲートの状況なんですね。そのまま県道退出できないと、次に向かう予定の林道へは大幅な迂回を強いられる事態に・・・。 | |
大荷田地区側の出口ゲートです。案の定、茶色くさびたチェーンが張られており、目の前に位置する県道への退出を拒んでいましたよ。しかし、この状況は分かっていた事なので別に慌てません。とりあえずゲートの状況を調べてみます。
→ゲート右手を調べる! →ゲート左手を調べる! |
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県22号線へと突き当たる大荷田林道の終点出口。県道を左折すると、少し先に県111号線とを連絡する全線鋪装で同名の「大荷田林道」の入口がありますが、一般的に大荷田林と言えばそちらを示しています。そしてここは「上君田林道」で通っているのですが、見ちゃったんですよね。出口脇の薮に埋もれた林道標を! その存在はかなり意外でしたが、それがなければ危うく「ここは上君田林道である」と思い込んでしまうところでした。というわけで新たな事実も発見してしまった大荷田林道の探索はここまで!
→探索終了! →林道標を眺める! |
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