夏の林道の道端でたまに見かけるクマツヅラ科のクサギの花です。
北海道から本州、四国、九州、沖縄まで広く分布、
8月〜9月に枝先に集中するように大量の白色の花を咲かせますが、
長く垂れ下がるように突き出た雄しべや雌しべが特徴。
葉や茎を傷つけると青臭い匂いがすることから「臭木(クサキ)」と命名されているらしいですよ。
その果実を煮出すと浅青色(はなだ色)の染料となりますが、
昔の人は小枝ごと切り取って日干しにしたものをリウマチ、下痢の薬として煎服したり、
葉に殺菌作用があるので腫れ物などの洗浄に使用していたとのこと。
そして実はクサキって密かに山菜であったりもします。
若葉は加熱すると臭気が消えるので天ぷらにするとサクサクで美味しいんだぜぇ!

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