そこで悩んでいても仕方なく、修理キットも持参していないとあっては残された道はただ一つ。それはもう横滑りしまくるリアをなだめすかせて白銀線を速攻で退出、通行量の激しい休日のR1号線へと出て小田原市街方向へと向かい、どこでもよいから最初に目に付いたバイクショップに駆け込むしかないでしょう。というわけで小田原市内にてまさかの緊急オペですよ! | |
そしてご覧の通り、親切なショップさんによるハイスピードオペは成功、林道脱出から1時間後にはもう復活です! それにしても釘にヤラれるとは思わなかったなぁ。ま、実際のところ林道探索中のパンクは、確率的にはダート走行中よりも舗装路走行での釘踏みによって発生することの方が多いですからね。舗装路での釘踏みはこれで2度目の経験だし…。 | |
というわけで白銀線探索を続行すべく速効で緊急撤退地点へと戻ってきました。どうしようもない林道での立ち往生という最悪の事態には陥らずに結局なんとかなりましたが、それにしてもツイていないというかなんというか。どうやら探索の無事を願った林道の女神様への祈りは通じなかったみたいです。残念ですが、素敵な「林道ガイ」とはみなされなかったのかなぁ…。 | |
ま、それはさておいて白銀線の探索を再開。白銀線にはダート区間があるとのことですが、一向に未舗装路は現れません。はやる気持ちを抑えて進むことしばし、左手に別れてゆく大杉窪線の入口が現れました。ちなみにこの大杉窪線は半ダートの完抜け林道で、有料道路であるトーヨータイヤターンパイク(旧名箱根ターンパイク)へと抜けています。ただし、有料道路側にはゲートが設置されているため「あわよくば!」といった甘い考えは通用しませんけどね。 | |
大杉窪線の分岐を過ぎると、今度はそのすぐ先で右手に桜山線の入口が! 白銀線は全長26キロもある林道なので支線が存在していても不思議はありませんが、それでも支線が連続して現れるとなんだか嬉しくなってしまいます。 | |
その入口から心臓破りの登坂区間が連続する白銀線ですが、先述の大杉窪線分岐付近でそれはいったん終了。その後はアップダウンを経て下りメインの区間が現れます。そして高架らしい地点に差しかかりますが、ここがどのような場所であるかは欄干から景色を眺めれば一目瞭然ですよ。
→欄干から景色を眺める! |
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ターンパイクを高架にて跨いでその直後の下り坂を降りて行くと、左手から合流してくる舗装路が現れますが、これは半ダート林道の早川・石橋線。林道名そのままで小田原市の早川地区と石橋地区とを結んでおり、ここを左折すると海岸沿いの早川および石橋地区へと退出することができます。
→振り返る! |
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そしてその先20メートルほどの地点で再び分岐(白銀線本道は左折)が現れます。「早川・石橋線が現れたばかりなのにまたしても支線?」と思ってしまうかもしれませんが、実はここ、右手側は先ほどの早川・石橋線の続き区間となっているようで、そちらに進むと早川・石橋線の林道標が設置されています。ただし、完抜け林道を思わせぶりな「早川」・「石橋」林道という名称とは裏腹に、右手に進んでみてもどこへも抜けられないばかりか、行き着く先は山道なのでそのつもりで…。 | |
というわけで紛らわしい早川・石橋線との交差を左折して引き続き白銀線本道へと進路を取りますす。そしてその直後に頭上にターンパイクの見える橋梁があって、そのたもとにゲートが存在していますが、これはとうの昔に廃ゲート化されている模様。完全にサビが回って赤茶けています。 | |
さらに1キロほど進むと、またしても左折分岐が現れました。落ち葉の堆積したか細い舗装路が森の中を下っていますが、ただし、残念ながらそこに林道標はありません。大型車通行禁止の看板が立てられているだけですが、ここを左折すればR1号線の「石橋」地区へと抜けられます。
→左折分岐の様子を眺める! |
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「ダート開始!」林道入口から続く舗装区間をダラダラと進んできましたが、お待ちかねのダート区間がスタートしましたよ! 26キロにも及ぶ全線舗装の林道なんてゾっとしますが、ここに来てようやくですね。小砂利系のいかにも走り具合の良さそうな路面が出迎えてくれました。 | |
白銀林道のダートは思っていた以上の快適さでした。固く締まって安定した路面は高速巡行も可能なほどのフラットさで、軽いアップダウン程度の登り下りがコースのアクセントとなってとても良い感じ! 待ちに待ったダート区間ということもあって、ここは気分よく進むことができました。 | |
快適な白銀線のダートを気分よく前進中。そしてダート沿いにはここまでの距離を示した道程標の杭なども設置されていました。これでどれだけ進んできたかや、終点まであとどれほどの距離があるのかなどが分かります。ちなみにこの地点は林道入口から6.0キロとありました。
→道程標を眺める! |
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その後しばらく進むと、少し特殊な形をした左折分岐が現れました。画像では連続した2ケ所の分岐のように見えてしまいますが、それぞれは分岐直後に一本にまとまっています。どうしてこのような形となっているのかは不明ですが、現地に立てばその状況はすぐに分かります。ちなみに、この分岐は一本杉林道というらしいですが、探索時には林道名を確認できるものはありませんでした。ただし林道標らしきものの残骸はありましたけどね。
→周囲を眺める! →振り返る! |
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なんともおかしな形となっていた一本杉線の分岐の先にも白銀線のダートは続きます。相変わらず路面はフラットであり、いわゆる林道的な険しさはまったく皆無です。じゃりじゃりと小砂利を踏み付けるタイヤ音がとても心地よかったなぁ。
→さらに白銀線を進む! →探索中止… |
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