標高1600m付近の稜線をゆく高森山林道の爽快なダート。エンジン音も軽やかに軽快に駆け抜けていきます。落石や土砂崩れがない区間ではご覧の通りの快適さでした。尾根筋ならではの明るさに満ち溢れた雰囲気が素晴らしいです! | |
「残雪だ!」高森林道を探索したのは世間でいうところのゴールデンウィーク。桜が咲き誇る下界ではとっくに雪解けを終えているのですが、さすが標高1600mというのはだてじゃないですね。もしやと思われた林道での残雪がここでは案の定でした。 | |
それでも残雪が見られたのはこの地点のみ。どうやらここが高森林道における最後の雪解け地点だったようです。でも春先の残雪ってきれいじゃなかったりもするんですよね。雪解けと共に崩れた土砂で茶色く汚れていましたよ。
→残雪を眺める! |
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その後も稜線伝いに爽快なダートは続きますが、これだけの高所を行く林道でありながら、ここぞというビューポイントが現れません。今のところはそれが少々残念ですが、「まあ、そのうち現れるだろう」と思いつつ進んでいくと・・・。 | |
「うわぉ!」やがてダートの行く手正面に白雪をいだく南アルプスの山々が見えてきます。伊那谷の高所を行く林道ならでは目を見張る景色であり、目前に現れた瞬間、誰もが思わず独り叫んでしまうことでしょう。これ、はっきり言って素晴らしいです。 | |
そして高森山林道のハイライトとなるビューポイント連続区間が開始しました。左手の樹木の切れ目からは伊那谷の深い山々の斜面と、その奥にそびえる残雪の南アルプスの頂きが! ゲートによって立ち入ってくる四輪もまずいないので、誰にも邪魔されず独り占めで素晴らしい景色が堪能できますよ。「高森山林道、来て良かったぜぇ!」と思ってしまう瞬間がそこにありました。
→展望を眺める! →路肩を眺める! |
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南アルプスの素晴らしいビューポイント区間を進んでいくと、やがて左折する大萱林道との分岐地点が現れます。大萱林道は高森山林道からR152号線とを連絡する半ダートの完抜け林道。景色的にも素晴らしい1本なのでそちらにも進んでおきたいところですが、残念ながら林道標は設置されておらず、さらにはチェーンゲートが設置されているんですね。でも、ゲートは国道側と違って開いていることがあるみたいですよ。
→大萱林道のゲート! →大萱林道に突入! |
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大萱林道を分岐すると大鹿村から中川村へと入ります。といっても大鹿村との境界すれすれの尾根筋なんですけどね。そして極僅かな数十メートルのみ駒ヶ根市区域へと入って、その後すぐに再び中川村へと戻ります。でもそれらは地図上での話。当たり前ですが、現地では実際に走ってみてもそんなこと全く気がつきもしないです。 | |
中川村と大鹿村との村境の尾根筋を蛇行しながらひたすら進んでいきますが、ここではシカを見かけました。隣接する大鹿村は人口よりもシカの方が多いと言われるくらいなので、まあ、高森山林道に現れたとしても珍しくはないと思います。ちなみに、シカは画像にもきちんとはっきり写っているのですが、どこにいるか分かります? ただし、その姿はちょっとグロいので、どうしても気になる方以外は絶対に探さないでください・・・。
→それでも探しちゃう! |
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高森山林道で伊那谷の厳しい掟を目撃、その哀れな姿に少しシュンとなってしまいましたが、相変わらず爽快なダートが続いているし、ここは元気よくその先へと前進再開ですよ! というわけで、さらにその先へと進んで行くと・・・。 | |
すぐにY字となった分岐地点に到達。ここに林道標や道標は設置されていませんが、右手は四徳治山運搬道、左折は引き続き高森山林道区間となっています。しかしながら、うかつにも探索時にはここが終点だと思い込んでしまいました。というわけで、左折側は名無し系ダートであるとの痛恨の勘違いによって撮影はしておらず、残念ながら高森山林道の今回の紹介はここまで。なお、補足しておくと、引き続き高森山林道区間である左折側は、その先で延長工事が粛々と行われていますが、今(2015.5 現在)のところはピストン状態となっています。
→探索終了! →左折側(高森山林道区間)の様子を眺める! →四徳治山運搬道に突入! |
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