探索日 2006.05.21
No.C-nameless-5

名無し林道線 ■市原市 ■全線ダート ■接続→東山線
■東山線から分岐して山中へ向かう

 極短ピストンながらも、明るい雰囲気と眺望の良さは捨てがたい  

 ↓切り通しとS字カーブが連続する雄大な山岳林道を彷彿とさせる砂利ダート
  です。東山線を訪れることがあったら、ぜひ立ち寄ってみて下さい。
……こんな感じ……
■本道である東山線が全線舗装されてしまっただけに、起点である東山線との分岐地点で目にする砂利ダートがなんとも眩しく見える名無し支線だ。路面はフラットな砂利ダートで入線後は緩やかな下り坂でS字カーブが連続して終点まで続いている。房総名物のヌタ場やガレなども無く、その走り心地はなかなか。また、起点が山頂付近になっているため、全線に渡って視界が開けており、道すがらの眺望も楽しめる。途中の険しい山腹は切り通しで抜けているため、コース自体に険しさがほとんどなく、ここは気軽に突入することができるだろう。

■東山線から分岐するダートの入口です。東山線を走ったことのある方なら、きっと、途中で分岐するこのダートに見覚えがあると思います。本道である東山線は既に完全舗装済みとなっていますが、有難いことに、途中で分岐する唯一の支線であるこの場所にはまだダートが残されています。林道標が無く、その支線名は不明ですが、走り心地の良さそうな砂利ダートが分岐地点から延びています。

※探索終了後もしばしその存在が気になっていたのがこのダートダートですが、その後、林業系のとあるサイトにて「東山1号線支線」の名称を発見しました。 よって東山線から分岐する支線はこの分岐のみであることから、 本ダートの名称を「東山1号線支線」と独断で断定します。ただし、現在も林道標は設置されていないようです。

※2008年4月28日現在、林道パトロールにて東山線を再訪したところ、新たに東山1号支線が開設されているのを確認しました。それにより、当ダートが「東山1号線支線」である可能性はゼロであると同時に、起点に立つ標識に記された「保安林管理道」の文字によってやはり名無しであることも確認しました。これは単に見落としていただけですが…。
■この支線は山中に延びているとはいっても、ほぼ全線に渡って山頂付近の山腹に沿って走っているため、常に視界が開けたとても明るい雰囲気です。入線後は緩やかな下り坂で、山腹に切り開かれた切り通し地帯が続きます。
■沿道からは前方に連なる房総の山々が眺められ、天候さえ良ければとても爽快な気分で走れます。砂利ダートの路面は普通に走っていれば特に問題はないですが、急カーブなどでは浮き砂利でタイヤがズってしまうこともあるので、なるべくスピードは控えておきたいところです。
■途中で後方を振り返ってみました。緩やかな下り坂でS字を描きながら切り通しを抜けているダートが確認できます。空にはすがすがしい青空が広がり、緑の木々とのコントラストがとてもいい感じです。ふとエンジンを切って耳を澄ませば、静寂さの中に野鳥のさえずり声が聞こえてきました。
■さらに進むと、とあるカーブを曲がったこの地点で唐突にダートが途切れて終点になっています。途切れたダートの先は山腹の急斜面になっており、ここから先にダートが延びる気配もどうやらなさそうな感じです。途中には植林地帯があるわけでもなく、何の目的でこの支線が開設されたのかよく分かりませんが、ま、それはともかく、この場所からの眺望はなかなか良いので、東山線を訪れる際には立ち寄っておきたい名無し支線ダートです。
→探索終了!
→引き返して東山線に向かう!
→今来た道を振り返る
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