クルマ(四輪)の優れポイント |
快適空間にて体力いらずの林道探索が可能 |
クルマによる林道探索の最大の優れどころは、オフロードバイクや自転車、徒歩とは異なって気象条件による身体的影響を受けないことです。全身を外気に晒さないため、冬の寒さや夏の暑さには関係なく、突然の雨でも慌てることはありません。室内という常に快適な状況が確保されているメリットは大きいでしょう。 全身を外気に晒しているわけではないので、林道探索による体力消耗が低いのも大きな魅力です。ある意味、体力勝負であるオフロードバイクや自転車、徒歩とは異なり、どの年齢層の方でも自動車免許さえあれば林道へと出かけることができるでしょう。それでも疲労を感じてしまった場合にはその場で仮眠をとることもできます。 その他の手段では大幅に制限されてしまうアイテムの積載容量といった問題もクルマならば関係ありません。その気になれば生活道具一式さえも林道へと持ち込むことも可能であり、それは林道探索の楽しみ方の可能性を大幅にアップさせるものであり、事実、林道には四輪生活者が密かに存在しているくらいだとか? クルマならではの安定性の良さはオフロードバイクや自転車、徒歩の中でも断突です。可能性はゼロではないものの、常識的な走行を心掛け、よほど荒れたりガレた林道へと立ち入らない限り転倒はまずあり得ません。その点ではかなり安心です。また、積雪、凍結路に対する走破性においても他の追随を完全に引き離しています。 |
- トホホなポイント - |
快適さゆえの制約と四輪ならではのわずらわしさ |
他では望むべくもない安定性を得ている反面、障害突破の身軽さと機動力については、オフロードバイクや自転車、徒歩に遠く及びません。一部の特殊な装備のなされた車両は別として、路面状況の影響を最も受けやすい存在であり、オフロードバイクであれば停止することなく脇や隙間をクリアできる落石や倒木、路肩崩落であっても、いちいち処理するか、迂回箇所を確保する必要があります。したがって、林道探索中にはオフロードバイクでしか進めない林道に嫌というほど出会うことになります。 「そういう林道には入ってはいけないのだから」と言ってしまえばそれまでですが、昨今の厳しいゲート事情などによって、物理的にクルマでは林道探索できない未舗装のダート林道が多過ぎます。おのずと出かける林道は一部の限られたものとなりがちであり、舗装林道は別として未知なる林道の探索というのは現在の林道事情では困難であり、これは大したことでもなさそうですが、実際のところ林道探索をする上ではかなり大きいです。 ある意味、密室空間であるクルマでの林道探索は快適ではありますが、林道探索で体感できる自然との一体感や疾走感、爽快感といったものはオフロードバイクや自転車には遠く及びません。たとえ窓を全開にして林道の風を取り込んでみても、全身に風を受け、時に汗をかいて感じられるそれとはとても比較にならないです。 オフロードバイクや自転車では林道での対向車とのすれ違いや停車はさほど問題とはなりませんが、クルマでは事情が違います。常に対向車の出現を意識することが求められ、道すがらにちょっと散策するにも、道を塞がない駐車スペースを探しながらという煩わしさが付きまといます。行き止まりの林道であったり、前進不可となった場合には切り返し反転や、バック走行の心配も必要でしょう。そのような他の探索手段ではみられない余計な煩わしさがクルマには多かったりもします。 車両の通行量の比較的多いメジャーな林道ならともかく、関係車両以外は滅多にクルマが立ち入らないようなマイナーな林道では、ときに地元住民に怪しまれることも。なにに怪しまれるって、もちろん不法投棄や山菜盗りやキノコ盗りとして・・・。 |
まとめ |
1 林道までのアプローチは比較的しやすい。 2 天候や気象状況による体感的な影響を受けない(真夏や真冬でも快適)。 3 体力消耗が低く、運転免許があれば年齢に関わらず誰でも林道探索できる。 4 林道へと持参できるアイテムの積載容量が大きい。 5 オフロードバイクや自転車のような転倒が発生しない。 6 路面状況に進退を最も影響されてしまう。 7 身をもって体感できる爽快感がオフロードバイクや自転車よりも小さい。 8 クルマならではの煩わしさが多くてトラブル時の脱出が困難となりがち。 9 人気のない林道にクルマで立ち入ると地元民に怪しまれることもある。 |
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〜反面教師〜[ 林道で嫌がられるクルマとは ] 林道で遭遇するイヤなクルマの筆頭、それはトロトロとした低速でありながら絶対に先を譲らないクルマです。ファミリーアウトドア系に多くみられ、常套文句である「林道での追い越しは・・・」というのも理解はできますが、心情的にはムカつきます。 逆にラリーのごとく猛然としたスピードで煽る釣り師や登山、山菜採りのクルマもイヤですね。そのようなドライバーはクルマをおりたとたん、弱者である徒歩の立場からものを言ってきたりしがちです。ブラインドカーブに後先考えすに勢いよく突っ込んでくるクルマも危なくてイヤがられるでしょう。 そして以外と当事者は気がついていませんが、林道入口を塞ぐ形でクルマを駐車していたり、林道で停車中にエンジンを切らないクルマもイヤなもの! |