山中林道 / Yamanaka 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2018.08.13 / No.AK-054 
 [ 所在地 ]飯能市(旧名栗村) [ 状態 ]ピストン舗装 [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ]焼岩入林道・横倉林道・西名栗林道
 その先の林道群へのアクセスルートだが、探索時にはまさかの落橋によって分断状態に・・・

栗湖方向から県53号線を正丸トンネル(R299号線)方向に向かい、途中の上名栗「名郷」で左折して県73号線に入って入間川の支流の「白岩入沢」沿いに道なりに進むと、やがて「大鳩園キャンプ場」が現れますが、キャンプ場を過ぎた先一つ目の左折路が山中林道の起点になっています。そこはちょうど「山中入沢」が白岩入沢へと合流する地点で、白岩沢を跨ぐ橋のたもとに木製の逆オムスビな林道標が立っています。
→ 林道標を眺める!
→ 立看板を眺める!
→ 道標を眺める!
岩入沢に山中入沢が合流する地点が山中林道の起点です。林道標も立っているので見過ごすことはまずないですが、付近にキャンプ場が2箇所もあるため、夏はアウトドアな家族連れキャンパーが車でウジャウジャと押し寄せて沢辺は芋洗い状態。この山中林道の入口でも傍の渓流でギャーギャーと騒いで沢遊びに興じる若者や子供がとても喧しくて、辟易としてしまうことでしょう。うんざりするような喧騒を避ける意味で夏場は近づかない方がいいです。
→ 山中入沢を眺める!
製の逆三角形が設置されていた中山林道の起点を後にして、林道名由来の中山入沢沿いに進みます。すると水遊びの若者の叫声が響いて喧しい限りであったうんざりするような雰囲気はすぐに雲散霧消、誰もいない林道本来の静寂さが辺りに立ち込めます。なぜかといえばこの区間は沢遊びが禁止されているようで、そのためウジャウジャで鬱陶しい限りなファミリーキャンパーもここまでは立ち入ってこない模様。おかげで静寂さに包まれて清涼感に溢れる中山入沢の渓流風景を、ようやく落ち着いて眺めることができました。
→ 山中入沢を眺める!
ぃ、林道起点の喧騒を離れてやっと静かになったと思ったら今度はこれか・・・。やがて現れる山中入沢を右岸に渡るコンクリ橋ですが、なにやらそこに立看板と鉄パイプ柵が置かれているのを発見。立看板には「通行止 この先、5号橋落橋のため、歩行者も通行できません」なる文言が記されており、鉄パイプ柵はそれに対する処置であることが判明。しかし、これは是非とも現場の被害状況を確認しなければなるまい!
→ 山中入沢(上流 / 左)を眺める!
→ 山中入沢(下流 / 右)を眺める!
中入沢を右岸に渡るコンクリ橋を渡り、沢伝いに見通しの良い植林の中を進んでいきます。アスファルトの路面はガタガタにひび割れてコケむした箇所もありましたが、別にこれといった異常はないみたい。誰もいない林道の静寂さを噛みしめながら進みます。
手に流れる沢の水辺を眺めつつ、急ぐでもなくのんびりとWRを進めます。確かに沢の流れは澄んできれいでしたが、しかし、林道の路面は味気なく舗装されているので、のんびりというよりも、気怠くダラダラと進んでいく感じだったかな。
の後、再びコンクリ橋を渡って右岸に位置を変え、なおも沢伝いに緩く登りながら前進していきます。林道は舗装区間が続いて相変わらず味気ない状態でしたが、その代わりここでは小さな滝が連続する山中入沢を眺めることができました。
→ 山中入沢を眺める!
こまでに渡ったコンクリ橋はどれも異常はなく、橋が落ちた形跡なんてなかったですが、またしても鉄パイプ柵が置かれているのを発見。車が気付かずに落ちてしまわないよう念を入れての処置でしょうが、落橋したという橋はひょっとしてこののでしょうか? やがて現れるであろう現場を目指してここも失礼させていただくと・・・。
のすぐ先で落橋の現場に到着しましたが、しかしこれは酷いぜぇ! コンクリ橋は見事なまでに破壊されて消失しているじゃないですか。もちろん、エンジン付きが迂回できそうな浅瀬地点があるはずもなく、山中林道は完全に分断されてしまった状態。完全にお手上げ状態ですが、仮に徒歩で対岸に渡るにしても、現場は高さがあるので危ないですよ〜。
いうわけで、完膚なきまでに落橋していた5号橋のたもとで引き返して山中林道の探索は強制終了。分断状態の林道を復旧させるには新たに橋を架け直す必要がありますが、それなりの費用と時間がかかりそう。ちぃ、ここは潔く諦めて復旧を待つしかねーけど、それにしてもこの先には焼岩入林道、横倉林道および西名栗林道の入口があるというのにねぇ・・・。
→ 探索終了!
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