五常の滝
この滝の名称である五常とは、仁義礼智信という五つの徳目を表しています。 紀元前四百年頃に、
中国の儒学者である孔子によって、「仁」こそが、人が身につけるべき最高の徳であると唱えたのが始まりと言われています。
この孔子の教えを受け継いだ孟子が、「仁」に「義」「礼」「智」を加えて、その思想をさらに発展させ、
後に前漢の時代の儒学者である董仲舒(とうちゅうじょ)が「信」を加えて、五常の教えとして完成させました。

この五常の教えは、中国から朝鮮半島、そして日本へと伝わり、
人が身につけるべき大事な徳目として、重んじられるようになりました。

この五常の滝は、落差約十二メートルあり、南北朝時代には、
高麗一族の武者がこの滝で身を清め、必勝を祈願して戦場に向かったという伝説が残っています。

2017年(平成二十九年)七月一日 一般財団法人五常の滝

う〜ん、案内板では「五常」がなぜ滝の名称になったのかよく分かりませんが、
つまり、滝を参詣することによって自らの身を律し、
「仁」「義」「礼」「智」「信」の5つの徳を身につけて(五常の教え)人徳を磨き、
その人徳をもって戦場での必勝を祈願した滝なので、
「五常の滝」というわけですね。

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