深沢林道 / Fukasawa 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2012.06.23 / No.SHI-059 
 [ 所在地 ]富士宮市 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ]富士山(上井出)林道一本木林道 [ 分岐林道 ]-
 禁断の富士山麓エリアならではの森林ダートでオフを楽しめるが、延長距離は短い

士山の山麓に人知れず無数に存在する林道群を探索調査すべく、富士山(上井出)林道を探索中に発見した深沢林道の起点。直進する本線である富士山(上井出)林道に対して左右に2本の支線林道が分岐する林道十字路が形成されており、林道まみれなエリアに相応しい深沢林道の起点でした。初めてやって来ると、左右のどちらに進んだものかと嬉しい悲鳴状態に陥りますが、左折側は一本木林道で、右折方向が深沢林道になっていますよ。
面から眺めた深沢林道起点の様子。路肩の草薮にきちんと林道標が設置されており、嬉しいことに延長距離もそれに示されていました。いかにも奥深そうな森林の奥へとダートが延びていますが、このエリアではまるで網の目のように林道が張り巡らされているため、深沢林道がどこへと向かっているのかさっぱり・・・。しかし、延長距離が記された林道標あるので、迷子に陥る恐れも少なく思い切って入って行けるんですね。
こは富士山(上井出)林道の支線とはいえ、ダートは本線とも見まごうほどのフラットさで実に快適! それでいながらうっすらとガスがかった森林は幻想的であり、雰囲気的にも申し分ありません。よくあるそこらの植林の森とは風格が違いました。
大な森林地帯に延びる深沢林道のダートには起伏がありません。それでいながら鬱蒼たる樹林に囲まれたこの状態なので、いやが上にも森の奥深さ感じてしまいますが、途中にはそのような恐ろしげな森の奥へと分け入る作業道らしき入口も見かけましたよ。
→作業道の様子をうかがう!
して行く手の森がいきなり途切れて現れた沈下橋。しかし、お約束通り沢は見事なまでに枯れた状態にありました。極端に水はけが良過ぎる富士山麓では通常時はどこもこんな感じになっています。いかにも富士山らしいこの地を特徴づける光景なんですね。
→沢(上流・左)を眺める!
→沢(下流・右)を眺める!
して富士山麓の大森林を貫くこのストレート! 広大な樹林の直線ダートを一騎駆けに突き進む至福の瞬間がここにありました。その雰囲気は、あたかも広大なシベリアのタイガの森を駆け抜けているみたい、といったら大げさ過ぎるでしょうか?
→樹林を眺める!
本的には小砂利の敷かれた地いつに走りやすい状態であった深沢林道ですが、森の奥へと分け入るダートはいつしか土質メインな状態に変化。そしてスリップゴケが発生しないとも限らないため、スピードの出し過ぎについては自戒をしなければ!
「おえぇ〜」思った通り、その先にて酷いヌタ場が形成されていました。トロトロな泥アンコ状態につき、そこに残されて祝たタイヤ跡をたどって進みますが、それでもヌルヌルでハンドルを取られがちに・・・。富士山麓の地は水はけが良いと言っても、さすがに林道の路面状態については話は別なんですね。マディな地点はやはりマディです。
ルヌルであったヌタ場を過ぎると、今度は路面がイイ感じで雑草にまみれてきます。でもそれは林道が放置で荒れているということではないみたい。くっきりと刻み付けられた四輪のタイヤ跡が、少なからず関係車両の立入りがあることを示していましたよ。
なみに富士山麓の広大なこの森林地帯、実は「富士ヒノキ」の生産地として古くからの人工林地帯となっているとのこと。一見するとまるで原生林の森のように見えますが、実際のところそんなことはないんですね。でも全てが人工林というわけでもないようで、所々に天然林が残されているらしく、ちょうど通りがかったここはそんな雰囲気でした。生粋の原生林でないのは残念ですが、それでも禁断の地「富士山」ならではの雰囲気は凄いです!
んな深沢林道の素晴らしい雰囲気を味わいながら進んで行きますが、やがて森の中にぽっかりと開けた広場のような空間にたどり着いて林道は終点です。そこは周囲をぐるりと重厚な樹林に取り囲まれた、まるで樹海の中の点に過ぎないような場所でした。とくに何があるわけでもなかったですが、ゾクゾクするような怖いまでに静まり返ったその雰囲気をさらに満喫すべく、しばらくたたずんでから今来た道を戻って探索は終了です。
→探索終了!
→振り返る!
→引き返して一本木林道に向かう!
→引き返して富士山(上井出)林道に向かう!
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