高指入線 / Takazasuiri 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2009.02.15 / No.TO-025 
  連続坂道で植林地を登坂、すぐに末端へと至ってしまうショートなピストンダート


↑日の出町界隈でよくあるショート名林道の1本。フルダート状態であること以外には、林道探索的にこれといった特筆すべきものはありません。
の出町の都251号線沿いに無数に存在するピストン群の1本で、「日の出山荘」入口が目印となるダート林道。入線すると、名もなき小さな沢沿いに小砂利質のなだらかな登り坂が連続するが、延長距離は極短といってよいほどのショートさで、途中ではとくに見る物もなくあっという間に林道末端へと行き着いてしまう。沿道の森は植林一色だが、手入れが行き届いているため雰囲気的な暗さはさほどなく、また路面も良好に維持されている。ただし、いわゆる林道探索的には平凡の一言に尽きるだろう。

 [所在地]日の出町
 [路面状況]全線ダート / ピストン
 [コース]都251号線「大久野」地区付近(日の出山荘そば)から山中に延びる

251号線を日の出町役場方向から青梅市方向へと道なりに進むと、「大久野病院」を過ぎた先で「←日の出山荘」の看板の立つ左折路が現れます。そしてお目当ての高指入林道の入口はその少し先に位置しています。さほど分かりにくくもないですが、都道を飛ばしていると通り過ぎてしまうかも知れませんので注意してください。ちなみに、「日の出山荘」とは、旅館や民宿ではなくて、元内閣総理大臣・中曽根さんの別荘とのことで、レーガンさんとの首脳会談の会場として使用された建物みたいですよ。いわゆるロンヤス会談が行われたところですね。
道から左折して日の出山荘に向かって進みますが、高指入林道の入口はその途中の左手にありました。せっかくなので山荘見学とも思いましたが、いくばくかのお金が必要らしいので、そちらはパス。ここは当初の予定通り、高指入林道を探索することにしますが、林道ライダーの敵ナンバーワンなる存在が嫌でもすぐに目に入ります。
→振り返る!
間的に「ここ、ダメ?」と思ってしまいましたが、どうやらそれは嬉しい早とちりの誤算であったみたい。なんと、お約束の南京錠が付いていませんよ! というわけで、それはセルフで外せて林道ライダーにとても優しいタイプのゲートであったようです。へへ、素直に感謝ですね!
指入林道はザクザクとした小砂利ダート。入線直後から開始する連続した登り坂を小気味良く進んでいきますが、途中にはシイタケのホダ木が大量に矢倉状に組まれていたのを見かけました。林業が盛んな日の出町ならではの森林資源を利用したキノコ栽培です。
ギの植林の中を連続勾配で一気に突き進みます。植林地といえば、荒廃しているか、それとも手入れが行き届いているかのどちらかが大半ですが、ここは後者みたい。手入れが行き届いているため走っていても気持ち良いです。うむ、輸入木材に対抗するため、「しぼり丸太」なる新製品の生産にも力を入れているだけのことはあるな。
の地で行われている林業についてはともかくとして、高指入林道ははっきり言ってショートです。気持ち良く植林の中を駆け登って行きますが、やがて小さな沢を跨ぐと…。
念ながらそこで林道区間はおしまい、行き止まり式の終点となりました。周囲にはとくになにもありませんでしたが、末端部分には幅員を膨らませた反転スペースが設けられており、また、それを考慮してそこだけが水平状態となっていました。この画像ではよく分かりませんが、その状態はここで後方を振り返ってみるとよく分かります。
体的にはこんな感じです。高指入林道のダートが、かなりの傾斜角度で一気にここまで登り詰めている状態がよく分かると思います。さすがにこの傾斜状態で林業トラックを反転させるのはまずいので、末端地点のみが水平に均されているわけですね。というわけで、小砂利ダートを一気に登り詰める高指入林道の探索はこれで終了!
→探索終了!
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