No.TO-039
水の戸線 |
■檜原村 ■半ダート ■檜原村「神戸」地区から山中へと延びる |
特別悪くもなく良くもない、といった感じで延びるよくあるピストン林道 |
……こんな感じ…… ■檜原村「神戸」地区にある半ダートのピストン林道で、都205号線から鋸山線へと向かう途中の左手に入口がある。林道名にもなっている「水ノ戸沢」の沢筋に沿って緩い登り坂で延びているが、とくに目立つ険しさはなくダート区間はその後半にのみ存在。入線するとすぐにアウトドア系の施設があるため、そこまでは一般車両が立ち入ることもあるが、以降の区間にその気配はほとんどない。なので、正直言って無駄に舗装されているといった感じが率直なところ。「ここはオール舗装か」と思い始めた頃にダートが現れるが、正確にはそれも虫食い状態であり、深部に残されたダートをしばらくたどると、何もない広場の終点にたどり着いてしまう。 |
■水の戸線はその名となっている水ノ戸沢に沿って延びる林道で、都205号線から「神戸園キャンプ場」方向に鋸山線を目指して進むと左手にその入口が現れます。林道に入るとすぐに「檜原ウッディハウス村」があるので、アウトドアファミリーには用のある林道ですが、常識的な一般オフライダーにとっては用のない林道かもしれません。なにせ入線直後から舗装路状態になっているのでね。 | |
■水の戸線に入線するとすぐに右手に現れる「檜原ウッディハウス村」の入口です。ちなみに未舗装路の右手へと進んで檜原ウッディハウス村の敷地内へと進んでも、その先で再び水の戸線の舗装路へと出られますが、その場合は僅かながらに林道区間の未走行区間が生じてしまうので、やっぱりここは舗装路を進むべきでしょう。いや、帰りがけに通れば問題ないか。 | |
■檜原ウッディハウス村を過ぎてさらに舗装路を進みます。すると再び右折分岐が現れますが、その先には養魚場だったか、ワサビ田であったか忘れてしまいましたが、なにかの施設があったような気が。でも、わざわざ立ち寄るだけのこともなかったのは覚えています。 | |
■で、さらに幅員の狭い山間特有の舗装路をたどって前進すると、右手の路肩にブルーの鉄板タイプの林道標がありましたよ。それには「林道水の戸線」と記されていましたが、そういえば起点にあった林道標では「水の戸林道」となっていたっけ。「林道」の文字が前に付くか後に付くかで、微妙に意味合いが異なるそうですが、いくらなんでもそこまで気にするのはやり過ぎか! | |
■それにしてもこの緑の濃厚さはなんなのでしょうか! 昼間であるというのに陽が差し込まずかなり鬱蒼とした雰囲気です。檜原ウッディ村を過ぎれば、その先へとわざわざ入ってくる酔狂な一般車両もあるはずもなく、路面以外の全てを緑に覆われた舗装路には全く人の気配はありません。 | |
■「ダートだ!」路面は舗装されてはいますが、そこを通行する車両の気配が全く感じられない水の戸線をたどって前進すると、とある地点で舗装が途切れてダートが出現! 進むにつれて一層と濃厚さを増大させる緑の山の奥へと、天候は快晴なのに、なぜか湿った砂利道が延びていました。 | |
■路肩のガードレールをすっぽりと飲み込んでしまうという凄い繁茂さを見せる緑の中を、砂利ダートは蛇行しつつ登り坂でなおも続きます。でも、その先の区間はフルダートというわけではないようで、途中にはなぜかコンクリ簡易舗装区間が現れてしまうという現実が…。 | |
■「こんな所に舗装なんて要らないやい!」と言って聞かせる相手もいないので憮然としながら前進しますが、幸いにして簡易舗装はすぐに終了。その先には再び湿った砂利のダート区間が復活していましたよ。舗装は坂道対策であったのかもしれませんが、二輪にとっては舗装の路面上に散乱する砂利が浮き砂利と化してしまうので、かえって危ないかと。 | |
■そして差しかかったのがこの路肩崩落地点ですが、ここはすでに復旧済みであったようで、不自然にそこだけ狭まった幅員と純白の擁壁がその痕跡を留めていました。でも、その生々しさから察するに、崩落が発生してから時はさほど経過してはいない模様です。 | |
■で、そんなこんなでその後も砂利ダートをたどることしばし、やがてこのような回転場に行き着いて水の戸線はエンドを迎えます。回転場はその中心、半径2メートルほどのスペースを残して周囲を取り囲む形で雑草がはびこった状態にありましたが、だからといってピストンの終点にて遭遇してしまいがちな陰気な雰囲気が漂っているというわけでもないようでした。そして周囲には濃ゆい緑の山林が広がっているのみで特に何もなく、これもよくある光景ということで独り納得。今来た道を引き返して水の戸線の探索は終了です。
→探索終了! →振り返る! →周囲を眺める! →付近を探る! |