国指定史跡 八王子城趾
御主殿の滝

天正18年(1590)6月23日の豊臣秀吉の軍勢による攻撃で落城した祭に、
御主殿にいた女性や子ども、将兵たちが滝の上で自刃をし、
次々と身を投じたといわれています。
その血で城山川の水は三日三晩、赤く染まったとの言い伝えが残っています。

コラム 氏照の暮らしぶり
戦国時代はいつも合戦とその準備をしていたイメージがありますが、
八王子城から出土した遺構・遺物から見てみると、
そのイメージとは程遠いものです。
中国から輸入された五彩で華やかなお皿で、領国内から取れたアワビやサザエなどを食べたり、
ベネチアで作られたレースガラス器や信楽焼きの花器を飾り、
そのもとでお茶をたしなみ、
枯山水の庭を眺めてお酒を飲んだ日々が思い浮かばれます。
これらの品々は、さぞ北条氏照の心を和ませていたのではないでしょうか。

う〜ん、海鮮グルメ三昧かぁ、いいなぁ。
ま、戦国の世とはいっても実際のところはそんなもんでしょうね。
落城の地ならではの心霊的な話もお約束だし。

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