「三宅島火山地質図」によれば赤丸で囲んだ上山林道の位置する場所は、
三宅島を襲った過去の噴火の噴出物である「玄武岩溶岩」で覆われていることが分かります。

具体的にはピンクの[1940(昭和15)年噴火の溶岩流]
紫の[9世紀頃の噴火の「雄山溶岩流」]
そして橙色の[1595(文禄4)年噴火の「釜方溶岩流」]で示された範囲が
それぞれ玄武岩の溶岩で覆われた場所。
このような過去の度重なる噴火の痕跡がダートの溶岩質な砂利に残されていたわけですね。

たかが路面の溶岩と言ってしまえばそれまでですが、
こうして火山地質図を眺めてみることで生きている地球の躍動感までをも感じてしまうぜぇ!

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