「ジオスポット 七島展望台 〜山腹割れ目火口と雄山山頂の大展望〜」 三宅島は伊豆諸島の真ん中にあり、天気の良い日には、 北は伊豆大島から南は八丈島までの、七島を見渡すことができます。 ここは二男山(になんやま)と呼ばれ、古い時代の噴石丘の山頂です。赤く高温酸化した溶岩やスコリアが積み重なっています。 また、表層の黒いスコリアは、 1983(昭和58)年の山腹割れ目噴火で放出された噴出物です。 1983年の噴火はこの付近で最初の火口が開き、噴火割れ目は上に延びて牧場上部に達した後、 海岸まで火口列を形成し火のカーテンとなりました。 流出した溶岩流は、下方の砂防ダムがある低所を通って、阿古の集落まで流れ下っていきました。 左手には、大きな火口とともに南にのびる割れ目火口列が見えます。1712(正徳2)年の噴火によるものです。 雄山方向を見ると、斜面下部に村営牧場跡、中腹に雄山山頂に至るかつての道路が見えます。 2000(平成12)年の山頂噴火による火山灰や噴石、低温火砕流、火山ガス、その後の泥流や土石流によって、壊滅的な被害を受けました。 火山ガスの影響で植生が回復しないまま、雄山の斜面は雨による浸食がすすみ、ガリー(深い溝)が発達しています。 ここはまさに「人と植物と火山のせめぎ合いの現場」ということがいえるでしょう。 「GEO POINT 陥没カルデラ(Collapse caidera)」 北側に雄山山頂を望むことができます。ここかえら見えるスカイラインが陥没カルデラの火口線で、 その先はほぼ垂直に450m落ち込んでいます。 山頂部を形成していた八丁平と中央火口丘は、2000(平成12)年噴火の陥没によって、すっかり失われてしまいました。 現在の火口の直径は1.5kmあり、水蒸気や火山ガスを噴出する主火口が、 こちら側かのカルデラ火口南斜面に開いています。 ほぉー、なるほどね〜。 展望台からは雄山噴火の痕跡である山腹の割れ目火口と伊豆諸島の展望がバッチリ! ではさっそくそれらを眺めるとしますか! → OK! |