今度は林道から雄山の山頂方向を眺めてみますが、
そこは土塊だった草原の広がる斜面に立ち枯れた木が点在する荒涼とした世界。
噴火で山腹の森は壊滅的な打撃を受けて、
辛うじて残った樹木も火山ガスによって立ち枯れてしまったんですね。

雄山環状林道を境として、
さらに標高の高い雄山の火口周辺エリアはどこもこのような景観が広がっており、
あらめて三宅島が火山島であることを思い知らされてしまいます。

そして火山ガスである二酸化硫黄の濃度が高くなりやすいため、
林道よりも上のエリアは現在も立入禁止、危険区域として立入りが規制されているのは言うまでもないでしょう。
ただし、三宅島入島時のガスマスク携帯義務だけはとっくに解除されています。

→ 出発する!